スコット・H・ヤングのULTRA LEARNING 超・自習法 どんなスキルでも最速で習得できる9つのメソッドの書評


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ULTRA LEARNING 超・自習法 どんなスキルでも最速で習得できる9つのメソッド
著者:スコット・H・ヤング
出版社:ダイヤモンド社

本書の要約

自力で安く学ぶ、それも短期間に成果を出せるウルトラ・ラーニングを行うことで、自分のスキルを高められます。私生活でやりたいことがあっても、知識とスキルを身につけることで、実現できるようになります。ウルトラ・ラーニングによって、達成感が得られ、自信を持てるようになるのです。

ウルトラ・ラーニングとは何か?

正しい計画と努力があれば、自分のやりたいことは何でも学べる、初めてそう思えたのである。私は無限の可能性を感じ、すでに何か新しいことを学びたいという気持ちになっていた。(スコット・H・ヤング)

「中流」というライフスタイルが送れる時代は終わり、常に学習することが要求される時代になったと著者は指摘します。しかし、アメリカや日本の大学の学費も高く、大学に通うROIが合わなくなっています。この時代の激しい変化に適応するためには、より安く、より早く学ぶことが求められています。

今回のコロナ禍で大学の授業はZoomに置き換えられ、キャンパスに通うことがなくなりました。オンライン授業が一般化すれば、日本の大学ではなく、アメリカの大学を選択することも可能になりました。著者のスコット・H・ヤングはMITのオンラインプログラムを受講し、質の高い学びを無料で受けられることに気付きます。テクノロジーが進化したおかげで、私たちは自宅にいても自分をアップデートできるようになったのです。

自力で安く学ぶ、それも短期間に成果を出せるウルトラ・ラーニングを行うことで、自分のスキルを高められます。私生活でやりたいことがあっても、知識とスキルを身につけることで、実現できるようになります。ウルトラ・ラーニングによって、達成感が得られ、自信を持てるようになるのです。

中レベルのスキルによる仕事がなくなろうとしているいま、成功するためには基礎教育を受けて毎日一生懸命働くだけでは十分ではない。そうではなく、常に学習することが要求される高スキルの仕事へと移動する必要がある。さもなければ、底辺にある低スキルの仕事へと追いやられてしまうのである。しかしこの悲惨な未来図の裏側には、希望もある。個人が新しいスキルを素早く、効果的に習得するツールを手に入れられれば、この新しい環境での競争力を高めることができるのだ。私たちは経済情勢の変化を制御することはできないが、成功に必要な専門的スキルを積極的に学ぶことで、それに対抗できる。

自分のスキルを高めることで、AIやロボティクスに置き換えられない人材になれます。ウルトラ・ラーニングは自分が学びたいことにフォーカスでき、学びの無駄をなくせます。テクノロジーを活用すれば、新しい知識を簡単、かつローコストで学べます。

ウルトラ・ラーナーになるための9つの原則

自分で何を学ぶか、どう学ぶかを決め、自分で計画を立てるのである。自分が責任者であり、結果に対する最終的な責任を負うのだ。その精神でウルトラ・ラーニングに取り組むのであれば、先ほどの原則を厳格なルールではなく、柔軟なガイドラインとして受け入れるべきだ。良い学習とは、処方箋をうのみにすることではない。自分自身で試行錯誤し、直面している学習上の課題の本質は何かを考えて、それを克服するための解決法をテストする必要がある。

著者は「ウルトラ・ラーナーになるための9つの原則」を紹介しています。この原則を活用しながら、日々思考錯誤しながら、自分をアップデートすべきです。

1、メタ学習 最初に地図を描く
2、集中 ナイフを研ぎ澄ます
3、直接性 一直線に進む(得た知識をどこで使うか自問する)
4、基礎練習 弱点を突く
5、回想 学ぶためにテストする
6、フィードバック パンチから逃げない
7、保持 穴の開いたバケツに水を入れない
8、直感  構築を始める前に深掘りする
9、実験 安全地帯の外に出て探求する 

成長したければ、自分自身の学習を自分で管理することです。学習の機会を狭めるのではなく、広げることで、自分の可能性を広げてくれます。ただ学ぶだけでなく、ゴールを意識し、何を学べば良いのかを明らかにしましょう。転職がゴールなら、現実的に仕事で使える知識やスキルを身につけなければ、いくらインプットしても意味はありません。仕事で使えるスキルを身につけ、それを自分のプロフィールに書き加えるのです。

ウルトラ・ラーナーたちは以下の4つの戦術で、知識を深めています。
1、プロジェクトに基づく学習
2、没入型学習(コミュニティなどに参加する学べる環境に身をおく)
3、フライトシュミレータ法(英会話ならオンラインで会話を実践)
4、過剰アプローチ(目指すスキルを超えたチャレンジを行う)

私は大量読書と毎日のブログ更新を11年間続けていますが、このインプットとアウトプットのおかげで、仕事の幅が広がりました。自分の知識とスキルを高めるための書籍を翻訳本を中心に日々探し、読み、書くことで、知識の点と点がつながり、ビジネスの課題を解決できるようになりました。

人生の中で、人は多くのものを追い求めるが、それにはどこかに飽和点があり、そこを超えると「より多くを得たい」という感覚はより多くを得るにつれて減少する。空腹な人でも、無限に食べられるということはない。孤独な人でも、無限に仲間を増やしたいということはない。しかし好奇心は例外だ。学べば学ぶほど、より学びたいという欲求が高まる。上達すればするほど、自分がさらに上達できる可能性があることがわかる。

本を読めば読むほど、自分に足りていないことがわかり、それが次の学びのモチベーションになります。一冊を読み終えたときに、次の課題が見つかり、それを解決するために新たな本を読む習慣が私を変えてくれました。本との出会い、読書、ブログによるアウトプットによって、様々な人から感謝の言葉やフィードバックももらえ、モチベーションも高まります。時代にフィットするために、学びを止めずに本ブログを今後も続けていきます。

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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