脳に苦痛を与えるための「エクスポージャー」で老化を防ごう!


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不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる
著者:鈴木祐
出版社:かんき出版

本書の要約

脳に苦痛を与えるエクスポージャーが老化を防いでくれます。苦痛を感じるアクションを実行に移した時点であなたの脳は確実に刺激を受け、ホルミシス効果が発動しています。エクスポージャーにおける最大の要点は、あなたが軽いストレスを感じるポジティブな行為に挑み続けることなのです。

スーパーエイジャーが自らに苦痛を与えて入る理由

物事を上達させるためには快適な場所から出なければならない。いくら得意な曲を演奏しても練習にはならないし、すでに習熟したテクニックでプログラムを書いてもスキルは改善しない。上達のためには最大限の努力が必要であり、それゆえにひどい不愉快さをもたらす。(アンダース・エリクソン)

鈴木祐氏の不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる書評を続けます。人類の心と体は、できるだけエネルギーを節約するように進化してきました。人は一旦スキルを身につけるとエネルギーを必要とする新たな行動を面倒だと感じます。結果、人間の脳は、新たな目標にトライする際に、苦痛を感じるようになったのです。私たちはついつい現状維持を選択し、居心地の良い場所から抜け出せなくなっています。脳の老化を防ぎたければ、苦痛を感じる新たなアクションが不可欠なのです。

心身の若さと精神的な苦痛の相関は、スーパーエイジャーの研究でも明らかになっています。スーパーエイジャーとは、若い人と同じレベルの脳と肉体を持ち続ける高齢者のことです。世の中には、80代でも中高年よりも脳が大きい人や、90代になっても見た目が実年齢より20歳は若い人が存在します。

ノースイースタン大学のリサ・フェルドマン・パレットがスーパーエイジャーの脳とライフスタイルを調べた研究では、彼らの脳は大脳皮質だけでなく前帯状皮質や島皮質も発達していることがわかりました。

前帯状皮質や島皮質は脳内で情報のやり取りを行うメインターミナルとして働きますが、このエリアの活動量が増すごとに「疲労」「挫折感」「イライラ」といったネガティブな気分を発生させることがわかりました。スーパーエイジャーは、何かしらの苦痛を選択肢、脳を成長させていたのです。スーパーエイジャーのように若い心身を保つためには、定期的に苦痛を感じる必要があります。

では、どうすれば脳に苦痛を与えることができるのでしょうか?著者は脳に苦痛を与える「エクスポージャー」という方法を紹介しています。

脳に苦痛を与えるための「エクスポージャー」とは?

脳に苦痛を与える「エクスポージャー」を行うことで、人は老化を防げます。ちょっとだけ耐えられる不快感を生活に取り入れることで、私たちの脳は不快を感じます。

自分とって少しだけ負荷が高いものを選ぶのが、エクスポージャーの第1ポイントです。例えば、友人を増やしたいのに、他人に話しかけるのが苦手だった場合、以下の「リスク」を設定します。
・家族に悩みを打ち明ける
・大きな飲み会で簡単な乾杯のあいさつをしてみる
・信頼できる友人に隠していたことを話してみる

エクスポージャーは以下の5つのステップで行います。
ステップ1:リスクメーターの作成
「リスクメーター」は、スタンフオード大学の工学部などで使われる人生改善テクニックのひとつです。人生のなかであなたがどれだけ日常的にリスクを取り、自分に苦痛を与えているかを判断するために使います。

ステップ2:下位アクションの設定
リスクメーターで現状を把握したら、具体的なアクションを決めます。リスクメーターの5つのリスクからもっとも点数が低いジャンルを選び、そこから行動を起こします。
・この項目でさらにリスクを取るにはどうすればいいだろう?
・自分の人生を改善するために役立つリスクはなんだろうか? と自問し、アクションを起こします。アクションの数が増えれば増えるほど、エクスポージャーの効果は高くなります。

ステップ3:アクション階層の設定
ステップ2で決めたアクションを、実践が簡単な順番に並べていきます。もっともストレスが少ないアクションを一番下に、もっともネガティブに感じるアクションは一番上に置きます。

ステップ4:アクションの実践
もっとも下の難易度が低いアクションから手をつけ、それが終わったら上位に移動していきます。階層を上がっていくほどあなたの脳はほど良い苦痛を感じ、ホルミシス効果が発動しやすくなります。(参考記事

ステツプ5:エクスポージャー日記
どれだけ脳に刺激を与えられたかを判断するためには、 エクスポージャーの進捗を目に見える形で残しておく必要があります。 エクスポージャーを行ったら、以下の項目を日記に記録します。
・エクスポージャーを行った日
・アクションを終えるのにかかった時間
・アクションを始める前のストレスレベルと、終わったあとのストレスレベル
・アクションを達成できなかった場合は、その理由をコメント欄に記入する

設定したアクションを実行に移した時点で、あなたの脳は確実に刺激を受け、ホルミシス効果が発動しています。エクスポージャーにおける最大の要点は、あなたが軽いストレスを感じるポジティブな行為に挑み続けることなのです。苦痛を感じる行動を習慣化することで、私たちは老化を防げるようになります。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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