より大きなアイデアと小さなアクションが成功をもたらす!アンドレス・ピラのアイデア実践法を真似しよう。

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ホームレスから大富豪になった人がお金を無限に増やした方法
アンドレス・ピラ, ドクター・ジョー・ヴィターレ
かんき出版

本書の要約

頭脳も筋肉と同じで、鍛えて強くすれば、大きなアイデアが浮かぶようになります。アイデアが浮かんだら、メモし、ビジネスパートナーや顧客と共有・実践することで、様々なフィードバックが得られます。そこからアイデアを大きく育てることで、ビジネスが成功するようになるのです。

アイデアをすぐ実行したほうがよい理由

大きく考えるカギのーつは、アイデアを考えるときに、できるだけ多くの成功法則を動員することだ。(アンドレス・ピラ)

アンドレス・ピラホームレスから大富豪になった人がお金を無限に増やした方法書評ブログを続けます。「明確な目標を見すえて生きる」「リスクを取り、行動する」「 考える時間を持つ」「ギブする」「感謝する」ことを習慣にすることで、アイデアが生まれやすくなります。精神がさまざまな刺激を受けた状態にあると、潜在意識からさまざまな思考が送られてくるようになるのです。

アイデアがひらめいたら、すぐにアクションを起こすべきです。行動を先延ばしし、グズグズしていると潜在意識が脳への刺激の供給をやめてしまいます。小さなアクションを起こすことが、アイデアを大きく育てるための第一歩になります。

また、「大きなアイデア」がひらめいたときには、そのアイデアをより意義深く、より大きな影響力を持つように次のステップを考えるべきです。アイデアを実践するとよいフィードバックが得られ、成長スピードが早まります。

ネガティブな人からはアイデアを否定されることがありますが、ここで行動をやめてはいけません。周りの多くの人は自分が理解できないアイデアに対して、ブレーキを踏みます。そのアイデアを認めてくれる人は必ず存在すると信じて、アウトプットを続けるようにしましょう。

ペインを解消できるサービスを提供し、その情報を発信することで、顧客から見つけられ、よいアドバイスをもらえるようになります。

思考を自由に解き放ち、アイデアを極限まで大きくふくらませよう。周りが引くほど大きなアイデアにするのが理想的だ。 大きく考える思考法を身につければ、ビジネスでも人生でも無限のチャンスを創造することができる。

最初のアイデアは小さくてもかまいませんが、そこで思考を終わりにせず、アイデアをより大きくすることが大切です。

ダラーシェイブクラブの成功を見習おう!

2011年、マーク・レヴィンマイケル・ドゥービンはパーティで出会い、カミソリの刃は高すぎるという話題で意気投合しました。そして彼らは、「Dollar Shave Club」」(ダラーシェイブクラブ)」というアイデアを思いつき、カミソリの刃を定額で販売するサブスクリプション・サービスをすスタートします。

マーク・レヴィンとマイケル・ドゥービンがあそこまで大きな成功を収めたのは、アイデアを即座に行動に移したからです。

自己資金と、スタートアップ・インキュベーターのサイエンス・インクからの出資を元に、2人は2011年1月に事業を開始し、その90日後にサイトを起ち上げました。2012年5月6日には、会員制のサービスを始めていました。

ユーチューブの動画がバズを起こし、最初の1時間で会社のサーバーはダウンしますが、2人は怯みませんでした。ドゥービンはサーバーを復旧させると、友人や外部業者を動員し、動画公開から48時間の間に寄せられた1万2000のオファーを捌いていったのです。

2人の創業者には明確なビジョンがあった。だから、生まれたばかりのこの会社がさまざまな問題にぶつかっても、アイデアを形にするためにすぐに行動を起こした。

創業以来、2人はこのサブシクリプションサービスで、320万人の会員を獲得しています。彼らは顧客とのコミュニケーションをダイレクトにとることでマーケティングコストを低減し、一気に顧客リストを獲得し、成功につなげます。

ジレットから高い刃を買わされているというユーザーのペインを明かにし、顧客に行動を起こさせたのです。顧客が求めている髭剃りに必要な機能だけにフォーカスし、値段を抑えることで、顧客から圧倒的な支持を得たのです。彼らのスピードある行動を見習うことで、私たちも成功に近づけます。

新しいアイデアを実行しようとすると、私たちは困難な点に目を向けがちです。特に大きなビジネスアイデアを実現するためには、幾つものハードルが立ち塞がります。それを乗り越えるためには、常にもっと簡単な方法はないかと考えるようにすべきです。また、すぐに行動を起こすことで、顧客やパートナーからフィードバックを得られ、解決策が見つかります。

何かアイデアがひらめいたら、必ず紙などにメモを残すとよいでしょう。私とパートナーは会議の際にあらゆるアイデアをメモを残し、未来の資産にしています。アイデアが浮かんだときには、Slackにアイデアメモを保存し、すぐに相手に伝えるようにします。そこから、すぐにできる行動をリストを作り、実践できることからスタートします。

ある思考を現実にするには、大きな困難や問題を乗り越えなければならないということだ。アイデアを大きく育てるには、厳しい現実を受け入れながら、絶対にアイデアを縮小させることなく、必要な修正を加えていかなければならない。大きく考えるとは、大きく行動するということだ。

頭脳も筋肉と同じで、鍛えて強くすれば、大きなアイデアが浮かぶようになります。アイデアが浮かんだら、メモします。一人の力を過信するのをやめ、アイデアをビジネスパートナーと共有し、実践することで、様々なフィードバックが得られます。情報発信することで、顧客の声も届くようになります。関係者からヒントをもらい、アイデアを大きく育てることで、ビジネスが成功するようになるのです。



この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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