ネガティブなストーリーをポジティブなストーリーに書き換えよう!億万長者に学ぶ自分の磨き方の書評

cup of coffee near open book with eyeglasses

億万長者に学ぶ自分の磨き方
ディーン・グラジオーシ
かんき出版

本書の要約

心のなかで自分に言い聞かせているネガティブなストーリーをポジティブなものに書き換えることで、現在と未来を変えられます。 私たちは古いストーリーを変えることによって新しい習慣を身につけ、理想の人生を実現できるようになります。行動を続けるうちに自信が生まれ、目標を達成できるようになるのです。

過去のネガティブなストーリーを書き換えよう!

ふだんから自分に言い聞かせているストーリーが、やがてその人の人生になる。 (ディーン・グラジオーシ)

ディーン・グラジオーシ億万長者に学ぶ自分の磨き方書評を続けます。過去に自分が書いたストーリーに束縛されることで、多くの人が新たなことにチャレンジすることを躊躇します。

アメリカの実業家、セミナー講師のディーン・グラジオーシは、心のなかで自分に言い聞かせているストーリーを変えれば、現在と未来を変えることができると言います。 私たちは古いストーリーを変えることによって新しい習慣を身につけ、理想の人生を実現できます。

・能力がない
・資金がない
・学歴がない
・体調がすぐれない
・人間関係に支障をきたしている
などのさまざまな要因で、私たちは自分を卑下したストーリーをつくります。ネガティブなストーリーを毎日繰り返すうちに、やがて自信を失い、行動をやめてしまうのです。

この悪い習慣を打破するためには、自分が語るストーリーを疑うべきです。ふだん自分に言い聞かせているストーリーがどのように自分の一部になったかを検証しましょう。自分が語るストーリーを書き出し、それを客観的に評価します。自分のあるべき姿と乖離しているストーリーなら、それをビジョナリーなものに書き換えるのです。

44歳の時に私は断酒をし、未来の理想の自分からバックキャストして、自分の人生を変えることにしました。10年後にはこうなっているという自分をイメージし、そのためのストーリーを書き換えました。ポジティブなストーリーに転換することで、今の私は当時思い描いていた通りの人生を送っています。サラリーマンをやめ、社外取締役やアドバイザリー、大学で客員教授をしているなど、当時考えていたことの多くが実現します。

自分がずっと自分に言い聞かせてきた古いネガティブなストーリーは間違っていたのです。私は周りの経営者やコンサルタント、著者の人たちとの時間を増やし、彼らの思考と行動を真似しました。

ポジティブなストーリーを実践し、自信を得ることが重要な理由

目を閉じて、将来のある時点で欠けているものを想像しよう。チャンスを逃した無念さを痛感しよう。あなたはふだん自分に言い聞かせているストーリーのせいで、人生を台無しにしても平気だろうか?そのために受けた被害と今後の被害について考えてみよう。

私は若い頃に出版を夢見ていましたが、サラリーマンの自分には無理だというストーリーを作り、勝手に諦めていました。しかし、サラリーマンでも本を書いている人はたくさんいるし、情報発信すれば、チャンスが来るはずだと考え、著者のように振る舞いました。SNSで他者に役立つ情報をアウトプットした結果、私は著者になり、本を出版することができました。私は正しいストーリーをつくり、それを発信することで、自分を変えることができたのです。

私は自分の未来のストーリーを書くことを毎朝の習慣にしています。実現したいことがあれば、それを追記していきます。この朝の20分間の習慣が私のモチベーションを高めてくれます。古いストーリーを変えて「内なる悪魔」を撃退することで、自分の可能性を広げられます。

小さなアクションを続けるうちに自信が生まれます。12年前にこのブログを始めた時には、日々不安を感じていました。有名ブロガーのアドバイスに従い、1日1回ブログをアップすると決め、それを習慣にすることで、半年後には自信が芽生えていました。

自信を持つことは、物心両面にわたってより大きな成功を収めるうえで不可欠だ。自信がないのに大成功を収めた人に私は一度も出会ったことがない。一方、私が出会った億万長者や成功者は全員、未来に対するビジョンとポジティブなストーリーを持っていた。それだけでなく、必要なときにすぐに自信をわき上がらせる能力も持っていた。

ほとんどの人は目標達成のための努力をしないし、行動を続けないと著者は指摘します。理想の自分を描いたら、それを日々追い求めることで、自分を変えられます。私は落ち込んだ時には自分のブログを読むようにしています。今までに8000本以上の記事を書いたことやクライアントから感謝されたことを思い出すことで、やる気をチャージできます。

自分のいたらない点ではなく、素晴らしい点にフォーカスすることを習慣にすれば、落ち込むことはなくなり、失敗してもすぐに立ち直れるようになります。 「成功習慣を実行する人と、実行しようと思っているだけの人の違いは、粘り強さを発揮するかどうかだ」と著者は指摘します。目的を達成するためにはレジリエンスが欠かせないのです。



この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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