執筆脳を手に入れろ!プロの代筆屋による心を動かす魔法の文章術(中島泰成著)の書評

伝えたい想いがあるから人は言葉を発信するのでしょう。言葉を書くと、伝わる想いに変わります。言葉を書くと、夢が叶う人もいます。言葉を書くと、人生が喜びに変わるのです。(中島泰成)

スクリーンショット 2015-09-05 16.58.20
日々、私は伝わる文章を書きたいと思い
文章術の本を絶えずチェックしています。
文章を書くのが私の本業ではないのですが
書評ブロガーとして、良い文章を書きたいという思いが、とても強いのです。
書くことに対する学びを得たいと思い、文章術の本を探している中で
偶然、プロの代筆屋による心を動かす魔法の文章術中島泰成著)に、出会えました。
私の編集者でもある宮崎綾子さんが、昨日、Facebookで紹介していた一冊なのですが
これがとても良い本で、たくさんの刺激をもらえました。

代書屋でもある中島泰成氏の書く文章は、簡潔でわかりやすいのが特徴です。
文章を書くならば、人に伝わらなければ、意味がないのです。
伝わる文章を書くことは、難しいと思いがちですが
本書を読むと、当たり前のことをやるだけだと気づけます。
相手に伝える!これだけを意識して、わかりやすい文章を心がければよいのです。
カッコをつけるの必要などなく、シンプルに書けばよいのだと再認識できました。

以下、私が共感した文章を引用します。

日常で使う文章に、演出や脚色や格好よさは必要ありません。誰でも、楽しく自由に、わかりやすく書く。それが本来の「書く」という行為です。書くことは、自分の想いを形にして、誰かに伝わるから意味があります。読む人が理解できなければ意味がありません。書くとは、自分のために「書く行為」ではなく、相手へ向けて「書く好意」です。

読む人が理解できなければ、意味がないという中島氏の言葉が刺さりました。
読む人に伝わらなない文章は、悪文だと思って
できるだけ難しい言い回しや表現は、やめようと決めました。
中島氏の言うように、書くことは行為ではなく
相手への好意だと考えれば、難しい表現は必要なくなります。
推敲する際に、読者の視点に立って
わかりやすいか?をチェックしようと思います。

文章を書くというのは、自分との対話です。自分と対話する中で、素直な感情や本音が見えてきます。書き進めるうちに、私は、あの人に感謝していた。私は、あの人が好きだった。私は、あの人が嫌いだった。伝えたい気持ちを書き出そうとすることで、あなたの本音に触れることができます。

毎日、書評ブログを書いているのも、自分との対話をするためなのです。
本から学んだことを、書くことで自分の意識にすり込めます。
これにより、自分の足りないことを意識でき
行動を変えるキッカケを作れるのです。
著者の思考や行動を、書くことで自分の血肉にできるのです。

本書を読むことで、書評ブログを書くということは
3つの対話で、成り立っていることに気づけました。
■著者との対話(著者への感謝)
■自分との対話(自分の改善点の発見)
■読書との対話(読者への感謝)
著者の主張をわかりやすく読者に伝えらえなければ
書評ブログに、価値はありません。
書くという行為によって、学んだことを整理できます。
著者の考えを自分ゴト化しなければ、良い文章は書けません。
著者と自分との対話が少なければ
主張はまとまりませんし、わかりやすい文章は書けないのです。
また、ブログを書くことによって、著者への感謝の気持ちも伝えられます。
ここから、著者との関係を新たに生み出せたりもします。

アウトプットをすればするほど
インプットの質と量も上がり、自分を成長させれます。
読書と書評によって、改善点を見つけ、自分を変えられたら
その読書は、自分の人生を変える最高な体験になるのです。

同時に、読者に伝わる文章を書くためには、読者の視点も必要になります。
独りよがりの視点だけでは、わかりやすい文章は書けません。
伝わる文章を書くためには、徹底的に書いて、書いて、書きまくり
読者視点に立って、推敲する必要があるのです。
読者との対話を通じて、いつの間にか、文章力もアップできるのです。
このように良い書評を書くためには、著者と読者との対話が欠かせません。
この対話が、自分の読書と文章の質を高めてくれるのですから
著者と読者に感謝しないわけには、いかないのです。

読書が習慣になると、不思議なことが起こります。「私も書いてみたい」という欲求が湧いてきます。一流の文体、上質な文章を脳に蓄積していくと、読書脳が執筆脳に切り替わります。書いて誰かにみせたくなる瞬間です。この瞬間を逃さずに、とにかく書いてください。メモでも、日記でも、プログでも、メールでも何でもかまいません。

私も大量のインプット(読書)をしたことがキッカケになり
このブログを書き始めました。
書評を習慣化することで、やがては、このブログが人生の証になり
執筆脳まで、手に入れることができました。
そして、この脳をフル稼働することで、出版を定期的に行えるまでになったのです。
実は、冒頭の編集者の宮崎さんとの出会いも、この書評ブログがキッカケでした。
文章をネットに大量に書くことで、出版という人生を変えるチャンスももらえるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   

photo credit: LOVE is the MOVEMENT; via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
習慣化書評名言生産性向上電子書籍IT活用その他ライフハック引き寄せの法則徳本著書感謝時間術読書術
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました