世界は一冊の本のようでであり、旅をしない者は本の最初のページだけを読んで閉じてしまうようなものである。(本田直之)
あの出会いがなければ、あの経験がなければ、あの出来事がなければ、たぶん自分は、今の自分とは違っていた。こんなふうに思う 「何か」が、誰にでもあると思う。僕の場合、その「何か」とはまぎれもなく旅であり、旅が僕という人間をつくってくれた。
TraveLife クリエイティブに生きるために旅から学んだ35の大切なこと(本田直之著)は
旅をテーマにした本田流ライフスタイル論で、本書を読むことでワクワクできました。
旅が私の人生を何度も変えるキッカケを与えてくれているので
本書の本田氏のメッセージにはとても共感すると同時に、新たな刺激を受けました。
本田氏は旅のメリットを3つあげています。
第一に良かったのは、自分と向き合う時間がもてたこと。
第二に良かったこととして、コミュニケーションできなかったもどかしさを挙げてもいいだろう 。
そして第三に良かったことは、人の多様さにふれたこと。
世界には本当に多くの人がいて、彼らはエネルギーに満ち溢れています。
ある意味とても個性的で、日本人のように受動的ではありません。
彼らは、とてもアグレッシブで自分の生き方をエンジョイしているのです。
日本人の同一性が実は世界にとっての非常識で
自分の意見を持たないことは、存在しないのと同じなのです。
「発言しなければ存在意義がない」とばかりに意見を述べる。実はたいしたことがない内容でも、自分の存在を示すように堂々と語る。
海外に出ることで、私たちは人の多様さにふれられ、自分を一気に変えられます。
読書や映画などの二次情報はとても大事ですが、旅することを忘れてはいけません。
旅からの一次情報によって、私たちは一瞬で変われるのです。
僕は旅によって自由で自分らしいクリエイティブな生き方を実現することができたと思っているし、今なお旅にインスパイアされ続けている。僕はまた読書が好きで、多読家だ。ウェブ情報も即時性という意味で欠かせないもので、フル活用していると自負している。だが、これらはすべて二次情報にすぎない。自分の人生を形づくり、今なお動かしているエネルギー源は一次情報であり、それは旅である。
私の人生も旅のエネルギーによって、何度も変わってきました。
特に、5年前のシンガポール、昨年のインドネシア、ドバイの旅によって
私の生き方は劇的に変わりました。
それは日本では感じられない未知なるものを見たからかもしれません。
エネルギーを感じなくなった東京を離れ、東南アジアやドバイの今を体験することで
私は飛躍的に成長する都市のパワーに刺激を受け、自分を変えたくなったのです。
特にドバイのスケールの大きさが、私の過去の考え方を否定したのです。
本などの二次情報からだけでは、私の思考法はこれほど急激に変わらなかったはずです。
海外の現実を体験することによって、私はほんの数分で変化できのです。
本田氏が指摘するように旅に出れば、自分との対話ができるようになります。
いつもとは違う朝のコーヒーショップや街中を散策するだけで、刺激を受けられます。
街行く多様な人々を見たり、空気を感じるだけでも、いろいろなアイデアが頭に浮かびます。
日本とのギャップがあればあるほど、私たちは刺激を受けられるのです。
自分を変えたければ、旅に出ることがオススメです。
来年は今年以上に海外の頻度を上げようと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Clement Yeh via photopin (license)
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