セレンディピティが、心の弾力性を高めてくれる!

セレンディピティが起こるポイントは3つある。1つは、ありがたくない出来事が起こる、ということ。2つめには、気転や知恵を持ってそれに向き合うこと。そして3つめとして、それを思いがけない幸運やギフトに変えるということ。(ホレス・ウォルポール)

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セレンディピティについては、このブログに何度か書いていますが
アル・シーバート逆境を生かす人 逆境に負ける人の中に
ホレス・ウォルポールのセレンディピティに関する印象的な言葉が紹介されていました。
彼は子供のときに読んだ「セレンディップの3人の王子」から
セレンディピティという言葉を生み出したのです。

セレンディピティが起こる時には、まず。ありがたくないことが起こります。
次にそれを解決するために人は知恵を働かせようとします。
その結果、脳がアクティブに動き出し、ヒントや兆しを見つけ出すのです。
この3つのポイントでセレンディピティが起こり
私たちは幸運を捕まえられるようになるのです。

セレンディピティを発揮することが究極の心の弾力性となる。(アル・シーバート)

セレンディピティを発揮するとつらい体験を克服できます。
私たちはここから心の柔軟性を手に入れられるのです。

私はこのセレンディピティの力こそが、心の弾力性を身につけようとする人にとっての「黒帯」ではないかと考えている。私が見てきた多くの人が、逆境から多くのものを学んで立ち上がっている。それは、ただ単に転んだ人が起き上がるというだけではない。転んだことによってさらに高く弾み、上に行くのだ。なぜならば、そのことによって、自分の中に今まで思ってもいなかったような新たな力を発見することができるからだ。苦難があったゆえに、あなたの人生に新しい、そして大きな方向性が見えてくるのだ。

アル・シーバートは困難に出くわしたときこそチャンスだと言います。
困難の裏に思いがけないことが隠されていないか?を常に探してみるようにしましょう。
もしも、辛いことが起こったら自分に以下の質問をしてみるのです。 
・これが起こってよかったと思えることって何だろう?
・どうしたらこの不運を好運に変えられるだろう?
・これで思わぬ道が開けることが、何かないかな?

他の人がまいってしまうような状況でも、こんな質問を自分に投げかければ
心が開け、解決策が見つかるはずです。
脳には何かを求めると、それを発見してくれるという特性があります。
私たち人間は、同じものを見ても人によって、まったく違う感情を持てるのです。
困難に出会ったときほど、自分を成長させられると考えてみましょう!

セレンディピティとは、誰でも身につけられる能力だ。それは、失敗や損失と一見思えるようなものを、自分の能力を尽くして成功や利益につなげる能力だ。 思いがけない危機があなたを襲っても、あなたは被虫ロ者意識を持つことなく、それに立ち向かい、セレンディピティへと変えていくことができるのだ。あなたが困難や逆境を恐れているとするなら、それは自分の力を過小評価しているからかもしれない。困難によって、今まで自分の中に眠っていた思いがけない力が呼び起こされる。そこにこそ、最悪を最高の体験に変えていく力が生まれる。

好ましくない出来事を好ましい出来事に変えていくような人は
意識してそこにチャンスを見つけようと状況をスキャンしているとアルは言います。
困難こそ、チャンスの入り口だと考え、セレンディピティを身につけましょう!
心の柔軟性を手に入れることで、私たちは幸せになれるのです。
また、このアルの言葉から、ポジティブシンキングだけではダメなことがよくわかります。
自分を成長させるためには、困難を受け入れることも必要なのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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