アル・シーバートの逆境を生かす人 逆境に負ける人の書評

被害者意識は、自分の無力感を深める。他人のせいにするのは、自分の人生を改善する作業を他人まかせにするようなものだ。自分の人生を台無しにしたと他人を責めていては、そこから立ち上がることはできない。(アル・シーバート)

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心理学者のアル・シーバートは、逆境を生かす人 逆境に負ける人の中で
他責の生き方はよくなく、人生をダメにしてしまうと書いています。
他人のせいにしていると、自分を改善するチャンスを失ってしまいます。

以前の私も他責の人で、自分が悪いにも関わらず
置かれている環境や他人の欠点を責めるばかりで、自分を改善してきませんでした。
これでは何時までたっても、成功できるわけがありません。
私は9年前に断酒を決めて、酒に逃げるのをやめ
自分のよくないところを治すことにしました。

逆境に強い人を見習うことを決め、アンソニー・ロビンズ
ブライアン・トレーシーの本を参考にして、自責を意識するようになりました。
多くの成功者はピンチを自分を改善するためのチャンスだと位置づけ
それを乗り越える方法を考え、自分を成長させていることに気づきました。
本書の著者のアル・シーバートは逆境に強い人は
困難に遭遇しても、自分の感情をコントロールしながら、すぐに立ち直れると書いています。

彼らは人生の困難に出くわしても、建設的な方向へ自分の感情をコントロールしていく。もちろん、傷つけられ落胆させられれば、一時的には悲しんだり、怒ったり、失望したり混乱したりすることはある。しかしそれをいつまでも引きずることはない。そして面白いことに、彼らはその傷から立ち直るだけでなく、そこから以前よりさらに力を得て強くなっていくのだ。

逆境に強い人は普通の人と同様に落ち込んだり、不安を感じたりするのですが
心の弾力性が高く、すぐに立ち直るという共通点があります。

「生き延びることさえできれば、すべての出来事は私をさらに鍛え上げるものとなる」というニーチェの言葉の、生きた見本のような人たちだ。だから、弾力性のある人は、他の人たちよりも軽々と人生の逆境を乗り越えているように見える。逆境を乗り越えることで、彼らは新しい考えややり方を発見し、今までにはなかった自分の力を獲得することができる。心の弾力性は、現代の世界でますます重要になりつつある。

不安定で混沌とした現代を生きるキーワードが「弾力性」なのかもしれません。
弾力性がある人は、被害者意識を持たず
自分の感情を建設的な方向に向けることができるのです。
その結果、新しいやり方や思考法を発見し、自分を更に強くしているのです。

ピンチをチャンスに変える秘訣は、この弾力性だと捉え
感情をコントロールできるようにしたいものです。
まずは、困難や逆境でも、自分には切り抜ける力があると信じて
他人を責めるのをやめて、自分の人生を自分でコントロールすることから始めましょう。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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photo credit: Disembarking via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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