脳細胞は、100回褒められた時の喜びよりも、1回非難された時の悲しみを刻み込むと言われています。こうしたネガティブな感情が強固な思考のパターンを作り出し、成功のための行動を起こすのを阻害してしまうのです。逆に成功へと導くための感情は、愛情や感謝といったポジティブな感情です。脳の環境を整えて、ワクワクを実現する近道を作ってくれます。(川崎康彦)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
川崎康彦氏のハーバードで学んだ脳を鍛える53の方法の書評ブログを続けます。
人の脳は非難されると行動できなくなります。
逆に、愛情や感情というポジティブな感情が脳の環境を整え
私たちにワクワク感をもたらし、行動を後押ししてくれます。
こう考えると私たちの脳は感情にコントロールされていることがわかります。
そして、大脳辺縁系の中にある扁桃体という部位が、私たちの感情を司っているのです。
人には、細やかな感情がありますが、ほとんどが大脳辺縁系の中にある扁桃体が司っています。怒りや不安、イライラといった感情にとらわれている時は 、扁桃体のある大脳辺縁系が過剰に働いているのです。
どうすれば、私たちは感情をコントロールできるようになるのでしょうか?
怒りや不安をコントロールできれば、私たちは気持ちの良い時間を過ごせるようになります。
アクティブに行動できれば、結果も残せますから、上手に感情をコントロールしたいですね。
川崎氏はそのために、自分の状態を実況中継するとよいといいます。
感情が乱れていると感じる際に、自分に対して以下の質問をしてみるのです。
「今の心境はどうですか?」「それは本当ですか?」などと問いかけ
それに対して実況中継風に答えてみるのです。
これを習慣化すると、感情が揺さぶられるような事態が起きた時でも
冷静に対処できるようになります。
客観的に自分を分析することで、脳のブローカ野の部分を積極的に使うことで
扁桃体を平静に戻すのです。
人は自分のことはわかっているようで、実はよくわかっていません。
自分の感情をコントロールできない時に少しだけ意識を変えて
自分実況中継に取り組むと、自分の真の姿に出会えるようになります。
また、イライラした時には深呼吸が効果的です。
大きく鼻から息を吸って、呼吸を整えると気持ちをリラックスできます。
私は朝晩の瞑想を習慣化することで、怒る回数を減らせるようになりました。
以前はすぐにイライラしていましたが、瞑想と深呼吸の習慣が私を変えてくれたのです。
自分実況と瞑想で自分の感情をコントロールして、成果を出すようにしましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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