脳ストレスをコントロールするための機能は二つあります。一つは、ストレスを受け流す体質をつくる機能です。これは「セロトニン神経」を活性化させることで高まります。もう一つは、溜まってしまったストレスを一気に解消する機能です。これは「涙 」を流すことでスイッチが入ります。この二つの機能が備わっているのは、最も人間らしい脳といわれる前頭前野の内側部です。(有田秀穂)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
セロトニンの効果を復習するために有田秀穂氏の
脳からストレスを消す技術と
簡単にできる!セロトニン「脳」活性法を読み返しています。
セロトニン神経が弱っていると、うつ病のほかにパニック障害、摂食障害などを引き起こします。
「慢性疲労症候群」などもセロトニンが影響しているのです。
セロトニン神経には 、全部で五つの機能があります 。
①クールな覚醒
②平常心の維持
③交感神経の適度な興奮
④痛みの軽減
⑤よい姿勢の維持
「クールな覚醒」は、大脳皮質の活動を適度に抑えながら
その働きを高いレベルで維持してくれます。
セロトニンが、人間の脳にとって理想的な覚醒状態をもたらしてくれるのです。
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脳と体に大切なセロトニンを生み出すためには、以下の3つの方法があります。
1、朝日を浴びる。
セロトニンは朝につくられるので、
朝の太陽光を浴びることが、セロトニン活性には最も効果的なのです。 太陽光を浴びる時間は短時間で充分です。 あまり長時間光刺激を受けてしまうと、 かえってセロトニン神経の自己抑制機能が働いてしまうからです 。
太陽とともに起き、太陽が沈んだら休むという昔の人の生活が、実は現代人にも必要なのです。
夜遅くまで起きるのをやめて、早起きするのは理にかなった行動なのです。
できるだけ規則正しい生活を習慣にすると、体だけでなく脳の健康も取り戻せます。
私も朝日とともに目覚めていますが、これだけでやる気をチャージでき、オススメです。
2、歩くなどのリズム運動を心がける。
通勤・通学をしている人なら、なるべく日の当たる場所を選んで歩く、通勤の必要のない人は、太陽の光を感じながらウォーキングやジョギングをするといいでしょう。
毎日20分程度のウォーキングを30日以上続けると
セロトニンレベルが上がると有田氏は言います。
セロトニンレベルが上がれば、大脳が変わり、心が変わり、体も変わるのです。
ストレスにも強くなり、嫌なことが受け流せるようになります。
集中力も鍛えられ、意欲がわき起こるようになります。
3、セロトニンが含まれる食事を摂取する。
セロトニンの材料は、必須アミノ酸のトリプトファンという栄養素からです。つまり、トリプトファン→セロトニン→メラトニンとなるわけです。 ですから、まず食べ物の中にトリプトファンが入っていることが絶対的な必須条件です。
セロトニンの主な材料はトリプトファンとビタミンB6です。
トリプトファンは乳製品や肉、魚に多く含まれています。
ビタミンB6は肉、マグロなどから摂取可能です。
トリプトファンは、快眠につながる栄養素であることもわかっていますから
自分の健康をコントロールするためにも、毎日食べるようにしたいものです。
このようにセロトニン神経が活性化していけば、脳と体がクリアになります。
体と心に元気がみなぎ 、心は安定し、ストレスや痛みに強くなります。
歩くことで姿勢もよくなるなど、私たちの行動が改善されていきます。
反対にセロトニン神経が低下すると 、逆の症状が表れ
仕事だけでなく、生活のクオリティまで下がってしまいます。
うつ病など心の病気にもなりやすくなるので
セロトニンを減らさないように日々注意しましょう。
セロトニン神経の活性は、抗ストレス能力の一つですが
単にストレスに強くなるだけではなく、私たちの人生のクオリティを上げてくれるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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