あなたがせわしなく過ごすうちに、人生は急ぎ足で去っていくのですよ。やがては死が訪れ、そして、あなたが好むと好まざるとにかかわらず、死ぬための時間と向き合わなければならなくなるのです。(セネカ)
セネカの人生の短さについての書評を続けます。
ローマ帝国の政治家のセネカの言葉が大好きで、Kindleで何度も読み返しています。
特にセネカの時間に関する名言によって、私は自分の思考を修正しています。
セネカの時代よりも、私たち現代人は長生きできますが
時間を無駄にしていいというわけではありません。
自分のやりたいこと、ワクワクすることに時間を費やして
死ぬときに後悔しないようにした方がよいに決まっています。
人生は、最初に選んだ道を滑りだしたら、
もう止まることも引き返すことも、騒ぎ立てることも、 スピードに気をつけろと警告してくることもないのです。 ただ静かに流れていくばかりです。王が命じようが、 民衆が支持しようが、行程が延びたりはしない。 最初の日に決められた進路を突き進み、脇に逸れることも、 遅れることもない。
私の44歳までの人生はあまり自慢できるものではありませんでした。
酒に溺れた生活で、世の中にあまり貢献することもなく
いつも愚痴ばかりの悲しい人生を送っていました。
当時の私はこのまま酒をやめない限り
野垂れ死にするのだろうといつも怯えながら生きていました。
アルコールに脳を支配され、止まることも引き返すこともできずに
無為に時間を過ごしていたのです。
10年前の突然の仲間の死によって、私は人生に限りがあることを実感します。
自分の健康問題も重なり、酒をやめることを決めたのです。
もし、このときの決断がなければ、私は重い病にかかっていたことでしょう。
あるいは早死にしていたかもしれません。
それほど酒に溺れた生活をしていたのです。
人生の短さについて【電子書籍】[ セネカ ] |
だれも、あなたが失った年月をと取り戻してなどくれないし、かつてのあなたを取り戻してくれません。
セネカが指摘するように、私たちは過去を取り戻すことはできません。
ただし、自分が決めさえすれば、未来は変えられます。
私は断酒を決め、本を書くことを決め、起業することを決め
それを実現するために、自分の行動を変えることにしたのです。
その結果、私は40代後半になってから
自分の人生をエンジョイできることに気づけたのです。
思考と行動を変えるというシンプルなルールによって
私は自分の人生を楽しむ権利を取り戻せたのです。
失った時間を取り戻すために、私は104歳まで生きることを決めました。
今の目標はワクワクな起業家を増やすことで
そのために新しいチャレンジを始めています。
自分の経験や知識を人に伝えることで、悩んでいる人の背中を押したいと考えています。
元アル中の起業家として、皆さんのお役に立てれば
後半戦の人生をよりワクワクなものに変えられそうです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。
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