コルチゾールの分泌がピークになると、「起きられる体」ができ上がり、私たちは自然に目覚めるのです。このコルチゾールの分泌は、時間に依存しています。つまり、いつも分泌される時間に分泌されるということです。平日、休日に限らず、いつも6時に起床している人は、いつも夜中の3時からコルチゾールが分泌されるので、「起きられる体」ができ上がるタイミングがそろって、スッキリ起きられるのです。(菅原洋平)
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菅原洋平氏の脳にいい24時間の使い方の書評ブログを続けます。
毎週、月曜日の朝が憂鬱になるブルーマンデーの人も多いと思います。
ひどい人になると明日仕事に行きたくないという思いが
日曜の夜に始まるサザエさん症候群の方も相当数いるのではないでしょうか?
そんなブルーマンデーの方に朗報です。
本書の中に、その撃退法が書かれていましたので、以下紹介します。
私も酒を飲み、不規則に暮らしていた頃は
日曜日の夜になると、会社に行きたくないと思うことが多かったのですが
最近ではそれもなくなりました。
菅原洋平氏の脳にいい24時間の使い方を今回読んで、その理由がわかりました。
私たちは規則正しい生活をすることで、ブルーマンデーを撃退できるのです。
その際、土日の過ごし方が鍵になるというので
明日以降以下のことを守って、規則正しく生活してみましょう!
仕事ができる人の脳にいい24時間の使い方 [ 菅原洋平 ] |
土日の朝は日頃の疲れを取ろうと考え、ついつい朝寝坊をしてしまいます。
最初の土曜日に朝寝坊をしたら、コルチゾールが影響し
何もなければ、次の日曜日も、土曜日と同じで早く起きられません。
起床時間が遅れるとコルチゾールによって、次の日曜日も遅く起きてしまうのです。。
これは、コルチゾールによる起床準備が通常より遅れたことが原因になります。
そして、この2日間の朝寝坊が月曜日に悪影響を与えてしまうのです。
たとえば、日曜日の朝に10時まで眠っていたとすると、翌日はその3時間前の朝7時からコルチゾールの準備が始まります。しかし、月曜日の朝には、目覚まし時計で6時に起床します。血圧や血糖値を高めるコルチゾールが全然分泌されていないタイミングで無理やり起こされると、コルチゾールは、間に合わせをするように急激に分泌されます。コルチゾールが急激に分泌された状態は、ちょうどうつ病の状態と同じです。
コルチゾールを上手にコントロールしないと、気分が優れなくなります。
コルチゾールの過剰な分泌により、免疫機能が低下し
気分は落ち込み、感情をコントロールできなくなるのです。
月曜日の朝はこうして憂鬱になってしまいます。
すべての臓器の中で、脳には最も優先的に血流が送られますから
体は後回しになり、血流量も少なくなります。
この結果、気持ち悪くなったり、食欲がなくなるのです。
まさに、ブルーマンデー、憂鬱な月曜日を自ら引き起こしているのです。
このようにブルーマンデーの原因を突き詰めると会社の問題でないことがわかります。
月曜の朝、会社に行くのが憂うつな気分になるのですが、これは会社が問題なのではなく、週末に起床時間が遅らせられたギャップによるダメージの表れなのです。平日と休日の起床時間をできるだけそろえることを目指しましょう。目標は、平日と休日の起床時間の差を1時間以内にすることで、最悪でも3時間以上の差をつくらないことです。
週末の起床時間を遅くしないことが、ポイントですから
金曜日の就寝時間を遅くしないようにしましょう!
私たちは土曜日の早起きでブルーマンデーを撃退できるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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