1、「すべてをやる必要はない!」と自分に断言する
2 まず、「やめる」
3、「最後まで頑張る場所」は厳選する
4、時間の家計簿をつける(ちきりん)
photo credit: Martin Lopatka shadow via photopin (license)
ちきりんの自分の時間を取り戻そうの書評ブログを続けます。
私たちはなんでも自分でやろうと頑張りすぎることで、自分の生産性を下げています。
なんでも完璧にこなせる人間などいないのですから
全て自分でやろうと思うのはやめましょう。
外部に任せることを覚えれば、自分のパフォーマンスを高められます。
本当にやるべきことを決め、そこに集中することから始めるのです。
そのためにまずは、「すべてをやる必要はない!」と決めることが肝心です。
どんな人にも、そしてどんな職場でも、極めて価値の高い重要な仕事と、それほど価値の高くない仕事があります。それらを 「すべてやろう」と考えると、なぜか 「大して重要ではない仕事 」ばかりに時間が使われます。というのも、多くの場合「重要で価値の高い仕事」は「やれば終わる仕事」ではないからです。
確かに私たちの仕事には 「やれば終わる仕事」
「時間をかければ必ずできる仕事」がたくさんあります。
しかし、これを全部をやろうとすると時間が足りず破綻します。
「やれば終わる仕事」を優先すると時間がどんどんなくなり
難しくて重要な仕事に割り当てられる時間がごくわずかになります。
これは、仕事の段取りとしては最悪で、期待値以下の結果しか残せません。
もし、こういう状態なら今すぐ仕事のやり方を変えるべきです。
常に「価値の高い重要な仕事」から手がけ、それが完了したら
残った時間で価値の低い仕事に手をつけるべきです。
「すべての仕事をやる必要がある」と考えていると、「この仕事は重要だけれど、簡単には終わらない難しい仕事だ。だからこの仕事に先に手をつけたら、他の仕事が終わらない可能性がある」という不安に襲われるからです。反対に、「すべての仕事をやる必要なんてまったくない。重要な仕事だけ終わればいいんだ」と思っていると、難しくても重要な仕事に最初に手をつけることができます。「これが一番重要な仕事なんだから、この仕事さえ終わればいい。これさえ終わっていれば、他の仕事は終わらなくても問題はない」と割り切れるからです。
ドラッカーの言うように優先順位をつけないと、生産性は高まりません。
重要な仕事から片付けけることを習慣にしないと
ビジネスもプライベートもうまくいかなくなるのです。
自分の時間を取り戻そう [ ちきりん ] |
気乗りしない人付き合いを止めるのも、生活の生産性を高めるのに効果的です。何度も断ると悪いから、自分だけ行かないのは申し訳ないからといっおっくうた理由で、億劫な飲み会に参加する必要はありません。「みんな仲良く」も、脱却すべき横並び価値観のひとつです。
自分が嫌なことをやめてしまうことで、自分の時間を作れます。
気乗りしない人とは会わないというルールはテッパンです。
私は断酒した時に、飲み友だちと会うのをやめました。
逆に朝活などに参加することで、良質のインプットを増やせました。
生産性の高い人と付き合うことっで、自分を一気に変えられます。
また、自分の専門領域以外のことは、突き詰める必要はありません。
ある程度できるようになったことに時間を費やしても成果は上がらなくなります。
自分で納得できるレベルに到達したら
さっさと他のことにチャレンジした方が、はるかに自分を成長させられます。
お金が貯まらない人の家計簿にはたいてい「なにに使ったかわからない」多額の使途不明金が見つかります。同様に、常に時間が足りないと悩んでいる人の「時間家計簿」にも多くの使途不明時間が見つかります。使途不明金の大半が無駄遣いであるように、使途不明時間もまたその大半が無駄な時間です。まずはそれがどれくらいあるのか、記録をつけて探してみましょう。
この時間の家計簿は、とても効果があります。
私がコンサルしている人にも、日常のログをつけてもらっていますが
使途不明時間が多く、ほとんどの人が驚かれます。
TVやゲームは当然ですが、多くの無意味な時間を見つけることが
生産性を高める第一歩かもしれません。
自分の記録と理想のスケジュールを見比べて
そのギャップを埋めることで、驚くほど色々なことができるようになります。
TVを見るのではなく本を読もう!
だらだらするのではなく、部屋を片付けようと思うことで
私たちは多くの果実を得られるようになります。
生産性を高めるために、ちきりんの以下の4つのメソッドを活用しましょう!
1、「すべてをやる必要はない!」と自分に断言する
2 まず、「やめる」
3、「最後まで頑張る場所」は厳選する
4、時間の家計簿をつける
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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