新しい何かに挑戦することで、脳細胞のつながりが強化され、記憶力が高まる。人間は習慣に依存する生き物だ。いつも同じ道を通って職場や学校に向かい、同じ食材を使ったものばかりを食べ、毎週同じテレビ番組を観て、同じ日用品を使い、同じ店で買い物をし、同じ喫茶店やレストランに行く。新しいことをはじめたり、いつもとは違う道を通って帰宅したりするだけで、脳細胞間のつながりが強化される。(ミシェル・ショーフロ・クック)
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記憶力を簡単に高める方法
ミシェル・ショーフロ・クックは脳にいい食事大全――1分でアタマがよくなる食事の全技術の中で、脳を活性化するための方法についてのノウハウを紹介しています。ブルーベリーを摂取すると記憶力が高まり、アボカド、豆類、ナッツ、ザクロなどを食べると脳の炎症を防いでくれます。こういった食習慣がアルツハイマーの予防につながることがわかってきました。私の苦手なセロリが脳に効果があることを知り、最近、私はセロリを積極的に食べるようになりました。
脳のためには新しいことにチャレンジすることも重要だと著者のミシェルは指摘します。チャレンジという言葉から、私たちはバンジージャンプやロッククライミングなど極端なものを考えがちですが、日々の小さなチャレンジを習慣にすれば、大丈夫だそうです。例えば以下のことを日常生活に取り入れてみましょう!
■初めての料理をつくってみる
■初対面の人と話をする
■美術館に行く
■習い事をはじめる
自分が今までやろうと思っていた小さなチャレンジを今日から始めるだけで、脳に新しい回路が生まれ、記憶力が改善するのです。
脳にいい食事大全 1分でアタマがよくなる食事の全技術 [ ミシェル・ショーフロ・クック ] |
日々の小さなチャレンジを積み重ねる!
いつもと違う道を通ったり、新しいレストランを試したりするのは、たいしたことではないと思うかもしれない。だが、脳にとってはこれは大きな問題だ。いつもの自動操縦を止めて、新しい何かに対処しなければならなくなるからだ。毎日していることを、「いつもとは違う方法でできないか」と考えることを習慣にしてみよう。見知らぬ人と話をする、景色の良い道を通って帰るといった単純なことが、脳の健康にとって大いに役立つ。
散歩の時にいつもと違う道を歩くことも脳にとっては新たなチャレンジなのです。いつものカフェでの食事をやめて、雑誌やネットで見つけた新しいレストランを試してみるのもよいでしょう。
知らない誰かと会うために勉強会や読書会に参加し、みんなで議論を楽しんだり、旅に出て、美しい景色をエンジョイすることで脳に新たな刺激を与えることができます。いつもと違う道、いつもと違うお店などを選べないか?と考えることが自分の脳の記憶力を高めてくれるのです。いつもと違うことをやると決めて、日々脳のために小さなチャレンジを続けましょう。
新しい挑戦は、脳の健康に良いだけではなく、お気に入りの食べ物を見つけたり、友達を増やしたりするきっかけになる。生活に変化をとりいれることは、健康だけではなく、新しい自分を発見し、視野を広げることに役立つのだ。
新しいチャレンジによって、自分の生活をより豊かにできます。美味しい食べ物や新たなお気に入りの場所が見つかるかもしれません。本屋で違うジャンルの書籍を選ぶことで脳の中で新たなつながりが生まれます。また、出会いをデザインすることで、様々な刺激を受けられます。新たなチャレンジが人生に彩りを与えてくれるはずです。
まとめ
食事のメニューを変えることで脳の状態を改善できるとミシェル・ショーフロ・クックは言います。食事を変えるだけでなく、新しいチャレンジを習慣化することで、記憶力が高まることもわかってきました。日々の日常生活で小さなチャレンジを重ねることで、脳のつながりが強化できます。やろうと思ったことをすぐに行動に移すことで、脳が新たな刺激を受け、活性化します。脳を改善し、人生をワクワクなものにするために、どんどん新たなことにチャレンジしましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
参考書籍 ミシェル・ショーフロ・クックの脳にいい食事大全――1分でアタマがよくなる食事の全技術
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