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人生の教養が身につく名言集―――「図太く」「賢く」「面白く」
著者:出口治明
出版社:三笠書房
本書の要約
アウトプットとは自分の言葉による言語化です。インプットしたままの他人の言葉ではなく、それを自分の頭で咀噛して、自分の言葉に変換し言語化することで、その知識を自分ごと化できます。アウトプットこそが最強の勉強法であると信じ、インプットとアウトプットを繰り返しましょう。
なぜ、アウトプットが重要なのか?
専門のことであろうが、専門外のことであろうが、要するに物事を自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため。たったそれだけのことです。そのために勉強するのです。(山本義隆)
出口治明氏の人生の教養が身につく名言集―――「図太く」「賢く」「面白く」を再読していますが、その中に科学史家の山本義隆氏の言葉が紹介されています。多くの人は若い頃に「人は何のために勉強するのか?」という疑問を抱いたはずですが、山本氏はそれに対して、「自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため」と答えています。
私たちは知識をインプットしなければ、考えることはできません。ただ、インプットするだけでは、なかなか知識は身につきません。多くの人はインプットをするだけで、アウトプットを行わないと出口氏は指摘します。インプットとアウトプとセットにしなければ、結果は出せないものなのです。
かつての私は本を大量に読んでいましたが、アウトプットをほとんどしていませんでした。本を読みながら、マーカーを引くぐらいで、読書メモすら書いていませんでした。14年前までの私は読書好きの酔っ払いで、アウトプットよりもお酒を飲むことを優先していました。本を読むことに酔いしれ、アウトプットをせずに、著者から学んだことを何も実践せずにいたのです。
断酒を決めた私は自分の読書スタイルを変え、アウトプットを意識するようになりました。コンサル仲間の友人の「アウトプットのないインプットは意味がない」というアドバイスに従い、読んだ本について読書会で語ったり、著者のインタビューを動画にアップし、発信することにしたのです。
アウトプットを意識するとインプットの質も変わりました。著者の言葉を自分の頭の中で整理し、メモに残すようになったのです。その中から、よいと思ったことを実践するようにしました。ブログを習慣化できたのも、ダイエットを成功できたのも、本の読み方を変えたのがその理由です。
アウトプットこそが、最強の勉強法である理由
インプットしたら即刻アウトプット(言語化)をする。巷にはさまざまな勉強法が存在していますが、これこそが、確実に力がつく一番の方法なのではないでしょうか。(出口治明)
出口氏はアウトプットこそが、最強の勉強法だと言います。アウトプットとは自分の言葉による言語化です。インプットしたままの他人の言葉ではなく、それを自分の頭で咀噛して、自分の言葉に変換し言語化することで、その知識を自分ごと化できます。
インプットとアウトプットの両輪を回し続けることで、自分の可能性を広げられます。自分の頭の中の「情報のタンスの中の引き出し」を充実させることで、良質なアイデアを生み出せるようになります。
私は毎朝、書評ブログを書き続けていますが、このブログに本の情報をインデックスすることで、外部脳を手に入れました。読んだ本をブログに整理することで、情報を引き出しやすくなったのです。
必要なときに著者の名前や本のタイトル、キーワードで検索することで、欲しい情報がすぐに手に入ります。過去記事を読み進めるうちに、当時の記憶が蘇り、そこから新しいアイデアが生まれてくることもあります。
ブログという言語化の作業を経ることで、私は大量の読書メモをインターネット上に残せるようになりました。当然、これは自分のためのものでしたが、ネットに公開することで、他者のためにもなっています。書評ブログによって、私のネットワークは著者や編集者にも広がっています。
読書メモをアウトプットすることで、私は日々、新たな出会いをデザインしているのです。ブログというアウトプットによって、知識を自分ごと化するだけでなく、ネットワークの質を高めることもできるようになりました。
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