すべて物事というものは、形をなさないことには、十分にその効果が現れない。同時にまた、仮に一応なりとも形をまとめておけば、もしそれがどんなにつまらぬと思われるようなものでも、それ相応の効用はあるものです。(森信三氏の「成功の功徳」という考え方)
アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉を読んで以来
小倉広氏の著作を定期的にチェックするようになりました。
今日ご紹介する迷ったときのリーダー論―あなたがピンチを脱する15のコツも
習慣化やよく生きるためのヒントがいくつも紹介されている良書です。
特に、小倉流のWish List(やりたいことリスト)をもとに
利己ではない利他 行を習慣にするタイムマネジメント術はとても勉強になります。
時間をコントロールして、利他の時間を意識すれば
おのずと成長できるという考え方を持てば、人生をより有意義にできそうです。
著者の小倉氏も以前は整理整頓が苦手だったと言います。
これを改善することで、時間の無駄がなくなると本書で体験を書いています。
ある調査によれば、人が探しものに費やす時間は1年に61時間。約2.5日を丸々探しものに費やしているというのだ。もし人生80年であるとするならば、一生のうちで185日間。一年の半分もの時間をムダにしている計算だ。
この無駄な時間を排除できれば、2日間家族と旅行ができたり
友人との勉強合宿などができます。
一生に換算すれば、なんと185日間!
世界一周すら、夢ではなくなります。
この数字はショックでもありますが
このルールを覚えて、整理整頓を心がければ
充実した時間を送れそうです。
小倉さんはこの整理整頓を40歳を過ぎたタイミングでスタートします。
サハラ砂漠で命をつなぐために必須の行い「整理整頓」は日本で暮らす私たちにとっても、まさに、命をムダにしないためにも必須の行いと言えるだろう。恥ずかしながら40年間もの間、整理整頓とは無縁の生活をしてきた私は、40歳を過ぎてからその大切さに気がついた。そして、少しずつ身辺の机や自宅を整理し始めるようになってきた。衣装ダンスや書類棚を分類し、ラベルを貼り、一つ一つの小物に定位置を定め、同じ場所に常に戻すよう、心がけるようになったのだ。
私はこの整理整頓が本当に苦手です。
スーツやネクタイなどの衣類、コード類などの配線を上手に片付けられないのです。
この結果失っているものが3つあることに気づき
今反省しながら、今日のブログを書いています。
①モノを探す時間
②夫婦喧嘩の原因(奥さんの小言)
③部屋が片付いていないことでの心の乱れ
小倉氏も整理整頓で心が落ち着くと書いています。
それにより、気持ち良く毎日を過ごせるようになっただけでなく、あらゆるモノを大切にするようになったように思う。いや。それは、モノに限らない。自分が過ごす時間。共に過ごす友人や家族。生き方そのものを大切にするようになってきたように思う。裏を返せば、それまでは大切にしてこなかった。自分の生き方が、身の回りの整理整頓に表れていたわけだ。
冒頭の「成形の功徳」は整理整頓にもあてはまると小倉氏は言います。
いや、整理整頓ができるからモノとの関係、家族や仲間との関係をよくしたり
自分の時間を大切にできるようになるのです。
人やモノがいつでも価値を発揮できるように、整理整頓を心が得るべきなのです。
ただ、モノを持っていても、探し回って見つからなければ、持っていないも同じこと。必要な時に必要なモノがすぐに出てくる。それでこそ、モノの価値が発揮される、ということだ。
私の中で最も苦手なことが整理整頓なのですが
森信三氏の「成功の功徳」を信じて、チャレンジしてみようと思います。
今後は、少なくとも毎晩帰ってから、
あるべき場所に財布やスマホを置くように意識してみます。
そして、部屋を上手に整理できるようになることを決めました。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。
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