理性は車に近く、感情は馬に近い! 私たちはどう感情をコントロールすればよいのか?

感情をコントロールすると人生はうまくいくとよく言います。
しかし、感情は暴走しがちで
凡人には、なかなかコントロールするのが
難しいのが実態ではないでしょうか?
私たちはどうすれば、上手に感情をコントロールできるのでしょうか?

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断言しよう、人生は変えられるのだ。ジョン・キム著)の中に
うまいたとえがあったのでご紹介します。

理性は車に近く、感情は馬に近い。車は限りなく自分のハンドルさばき通りに動く。自分の意思があるとすると、意思通りに理性を持っていくことができる。理性は意思が思う通り、神経が命令する通り、動いてくれるのだ。一方で、馬はそうはいかない。放っておけば、野生化してしまう。暴走し、落馬させて乗る人を殺してしまうかもしれない。感情の暴走によって、人生が破滅に向かいかねないのだ。馬を自分でしつけるには、時間をかけなければできない。(ジョン キム)

私たちは理性を主人にし、感情を奴隷にすれば
自分の感情をコントロールできるようになります。
理性と感情の上下関係を作って、自分を客観視するのです。
怒る自分がいた場合、なぜ、怒るのかを考えてみましょう。
理性でブレーキを踏んで、相手の立場に立って考えたり
客観的な第三者視点で自分を見れば
たいがいの場合、怒りをストップできるはずです。
あるいは、自分を大切に扱うこと
存在を認めてあげることで
自分の気持ちは落ち着くはずです。

感情は荒馬のように扱うのが難しいかもしれませんが
長い時間をかければ、上手にコントロールできるのです。

また、感情を大きく揺さぶるものの一つが「比較」だと
ジョン・キム氏は指摘しています。
他の誰かとの比較をしていては、人は成長できません。
自分のクオリティを上げることでのみ
この比較の罠から抜け出せるのです。
過去の自分をライバルにして、自分の成長に賭けてみましょう。

力量というのは、実は当たり前のことをやる力量だと私は考えている。物事の考え方、人との接し方、感情の制御の仕方、集中の仕方…。これはまさに、私が人々に今一番伝えたいことにほかならない。当たり前を徹底的に追求した人にしか、辿り着けない境地がある。偉業を達成した人たちはみな、そこに達したのだと思うのだ。

そのためには、習慣化が必須なのです。
当たり前のことをやる力を鍛えることで、人間は深化できるようになります。
特に、人との接し方、感情の制御は
自分の中に高い基準を作り
自から追求せねば、体得できないかもしれません。

大人になると、誰からも指摘されなくなりますから
書籍やメンターから学ぶしかないのです。
当たり前を愚直に追求することを自分に課したいと思います。

人生の充実は長さにあるのではない。深さにこそあるのだ。自分が深く感じることによって、自分の人生をより濃縮されたものにしていくことができる。つまらないことにわずらわされることが、いかにもったいないことか。感情がネガティブに揺さぶられることが、どのくらい貴重な人生の時間を毀損するか。目の前で会う人は、もしかしたら最後の出会いかもしれない。そんな気持ちを持って人に接することができるか。夫婦、家族、友人でも同じだ。命の大切さを知れば、なんとなく会い、なんとなく過ごしていくことの恐ろしさに気づける。将来を描くことも大事だ。しかし、それ以上に大事にしなければならないのは、今この瞬間である。目の前にいる人であり、目の前にあるやるべきことである。

人との接し方を変えることで、人生は変わります。
仲間や仲間の友達が自分に幸せを運んでくれると考えて
目の前の人に最善を尽くすことが、幸せの秘訣かもしれません。
この本からも今を大切にすることの重要性を学べました。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

  

photo credit: Bellissima via photopin(license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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