提供した価値の10分の1のものが自分に返ってくるという法則を覚えておこう! #習慣化

仕事で行き詰まってしまった時の方向転換の方法を考えてみましょう。
現代は複数のメンバー(プロジェクト単位)でモノゴトを解決する時代で
個の能力、スキルではやがては限界を感じるはずです。

ピーター・ドラッカーは専門家こそ、貢献にフォーカスすべきだと
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するかで書いています。

知識労働者が貢献に焦点をあわせることは必須である。それなくして、彼らが貢献する術はない。知識労働者が生産するのは、物ではなくアイデアや情報やコンセプトである。知識労働者は、ほとんどが専門家である。事実彼らは、通常、ひとつのことだけを非常に良く行えるとき、すなわち専門化したときのみ大きな成果を上げる。それだけでは不毛である。専門家の産出物は、他の専門家の産出物と統合されて初めて成果となる。

現代が他の専門家とのコラボ、あるいは、他者との協業を考えないと
なかなか仕事で結果が出せない時代だと仮定するのなら、どうすれば良いでしょうか?

まずは、良い質問を自分に投げかけ、脳がどう動くかを考えるのです。
他人任せでは、自分でコントロールできなくなりますから
自分から質問というアクションをスタートすることがポイントになります。
 
他の専門家とのコラボで「自分ができること」を徹底的に考えるのです。
他者に何かをしてもらうのではなく、まずは自分が何を与えられるかを考えてみるのです。

「どうやったら他者に貢献できるのか?」という質問を
何度か繰り返しているとよい答えが見つかるのです。
答えの中に他者との関連性が見つかれば、その方々とのコラボを
「貢献」を軸に書き出し、整理してみましょう。

まずは、自分が汗をかいたり、アイデアを提供することで
他者から認められる存在になることを目指してみるのです。
この小さな一歩ベイビーステップを踏み出すことがキッカケになり
多くの情報や人が自分の周りに集まるようになるのです。
プロジェクトのハブ的な役割=幹事を担うことで
人や情報があなたを中心に回り始めます。
こうなれば、ビジネスのチャンスが自ずと見つかり、成功が近づいてきます。

『あなたが世の中に対して提供した価値の10分の1のものが自分に返ってくる』
経営の神様の松下幸之助氏も言っています。
自分の知識や知恵、体験などの価値を他者に与えれば
価値の10%が自分に戻ってくるという考え方には共感します。

出し惜しみをせずに、自分の価値を社会にGiveすることで
やがては自分に戻ってくるのだとしたら
より多くのモノをGiveすれば、リターンも多くなるはずです。
まずは、「相手に与えるべき価値」を考え
自分の価値を見つけたら、紙に書き出してみましょう。
見つかった価値をすべて書き出すのですが
その際、「何を」と「誰に」を明確にしていくことで
脳が刺激され、新しいプロジェクトのアイデアがひらめいたりします。

自分の価値を書き出すことで、自分の強みが見えてきます。
その強みで誰に貢献すれば良いかを考え、アクションを起こせば
「引き寄せ」という不思議なケミストリーが起こり始めるのです。

私は数年前にソーシャルメディアiPhoneという自分の新たな価値を見つけました。
そこに「おじさん」と「ビジネス」という自分ならではの視点を掛け合わせることで
自分の新しい専門領域が見つかったのです。
iPhoneの使い方などのアイデアを他者にソーシャリアルでアウトプットすることで
新たなプロジェクトを作り出したり、新たな出会いをデザインできるようになりました。

自分の新しい価値を活用して、まずは貢献を考えることで
出版やコンサルなど、私は今までとは違った新しいビジネスを
スタートすることができるようなったのです。
自分の価値を発信し、貢献を考えれば、ビジネスのスタイルも変わってきます。

まずは、自分がアクションし、ソーシャルリアルで発信し、周りを巻き込みましょう。
貢献型のアウトプットを通じて、ビジネスの引き寄せが始まっていくはずです。

一生を終えて後に残るのは、  我々が集めたものではなくて、  我々が与えたものである。
(ジェラール・ジャンドリ)
この言葉を信じて、今日もブログを書くことができました。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。感謝しています。


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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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