不平・不満を人はなぜ言ってしまうのか?

不平をこぼす人間に与えられるものは、憐れみよりも軽蔑である。(サミュエル・ジョンソン)

不平、不満はカッコの悪いものなので
私は極力避けているのですが、時々口にしてしまいます。
この悪い習慣は、失敗が重なった時に多くなります。
どうして、私たちは文句を言ってしまうのでしょうか?
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ジャック・キャンフィールド絶対に成功を呼ぶ25の法則
その原因を明らかにしています。

文句・不平不満を言うことの意義を考察してみましょう。現状に文句を言うのは、現状よりもっといいこと、もっと欲しいことがあるからです。それはつまり、自分が望むことがあるにもかかわらず、その実現のための行動をとっていないということであり、それはきっと、その行動の責任を負うのが嫌だからでしょう。(ジャック・キャンフィールド)

現状に不平・不満を言うのは、自分が目標があるにも関わらず
行動を起こせていないからなのです。(自分のせいなのです。)
確かに失敗が続くと、恐怖感から行動が抑制されます。
落ち込んでいると、現実を否定したくなりますから
思考も行動もネガティブになってしまいます。
これを避けない限り、私たちは泥沼にはまってしまいます。

考えてごらんなさい。人が文句・不平不満を言うときは、本来は自分ができることに対してのみ発します。我々は、自分では何ともしがたいことに関しては文句を言いません。例えば、地球の重力に関して文句を言う人はいないでしょう。重力は初めから存在しており、自分ではどうしようもないことを知っているからです。だから、そのまま受け入れるしかない。文句を言っても状況は変えられないので、文句は言わないのです。あなたが文句を言う対象とは、本来、あなたが変えられるものでありながら、あなたが変えようとしていないことなのです。本来あなたは、もっと自分がしたい仕事に就いたり、もつと愛してくれる伴侶を見つけたり、もっと収入を増やしたり、もっときれいな家に住んだり、もつと環境の良い地域に住んだり、もっと健康的な食品を食べたりできるのです。しかし、それを得るには、あなたが変わらなければならない。ではなぜ、これまでそれができなかったのでしょう?それはリスクを伴うからです。(ジャック・キャンフィールド)

文句を言うのは、リスクが怖いからというジャックの指摘には納得します。
私たちには行動する勇気が必要なのです。
まずは、文句や不平・不満を言う前に行動を起こしてみましょう。

文句を言っていても意味がないのですから、できるところから変えてみるのです。
現状を変えるためには、文句を言うのではなく、人に依頼してみましょう。
仕事を改善したいのであれば、同僚に文句を言っても意味はありません。
上司にきっちりと話して、チャンスをつかむのです。
文句はネガティブ、依頼はポジティブだと考えてみるのです。
現状を変えてくれる可能性のある人に会って
お願いするのは、お金がかかるわけではありません。
ほんのすこしの勇気が必要なだけなのです。

不平はエネルギーだ。人間は不平がなければ、働く意欲を失ってしまう。(小川栄一)

不平・不満を言う前に、それをエネルギーに変えて、行動を起こしたいものです!!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   

photo credit: 016/365: Fixation, No Relaxation via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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