世界をスポーツジムに変え、健康になる方法。健康男 体にいいこと、全部試しました!(A.J. ジェイコブズ)の書評

今年、私が最も楽しめた一冊が
健康男 体にいいこと、全部試しました!A.J. ジェイコブズです。
世界一の健康男になるために、彼は巷の様々な健康情報を
専門家にインタビューしながらトライし、それを記録していきます。
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正統的な健康法だけでなく
原始人のケイブマントレーニングや音を遮断するヘッドフォン生活など
極端な健康法にもチャレンジし、何が、良いのかをはっきりさせる著者の姿勢には
とても好感が持てます。

著者のA.J.ジェイコブスが、「エスクァイア」の編集者として活躍していて
取材や体験レポートの質も高く、文章も面白いので
彼と共に健康について、いつの間にか学べるのが本書のメリットです。
彼の真剣な行動や、登場人物の魅力も相まって
本書を読むことで、自分の健康、人生についてしっかりと考えるようになり
私はいくつかの健康法を生活の中に取り入れました。

また、祖父と叔母の話が象徴的で、彼らの人生(死に方)を知ることで
私はより、人生を真剣に生きようと誓ったのです。
本当に人生には何があるかわかりませんから
今できる最善をつくしていきたいと考えた次第です。

最後の著者のまとめを読むと、街中を自分のジムに変えられることがわかりますし
食事を改善することまで意識すれば、健康体を確実に取り戻せるはずです。

まず、世界をスポーツジムに変えるための、著者のアドバイスを引用します。
●普通の人向けの六つのアドバイス

■空港で「動く歩道」の誘惑に負けない。
■子どもに話しかけるときは子どもの高さまでしゃがみ込む。
■駐車場では一番遠くのスペースに車を止める。
■階段を歓迎し、エレベーターは避ける。
■貧乏ゆすりをする。専門用語では「偶発的身体活動」という。脚をぱたぱたさせるだけでも循環器系のちょっとしたトレーニングになる。
■大都市で歩いて移動するときは、地下鉄の駅を通って道路を渡る。いやでも階段を上り下りすることになるからだ(信号待ちをしなくていいというおまけもついてくる)。

とにかく、立つこと、歩くことを徹底することが
健康のためには、必須であることがわかります。
現代人はあまりに歩かなくなっていますから、階段の上り下りは有効だと思います!
私もこの数ヶ月、駅のエスカレーターをほとんど使わなくなりました。

●とことんやる人向けの七つのアドバイス 

■用事を足すために外出するときは走って移動する。
■仕事の約束に走って出かけるなら、デオドラント剤と着替えのシャツを鞄に入れておくことをお勧めする。
■打ち合わせのときは、『ザ・ホワイトハウス』の登場人物になったつもりで、廊下をせかせか歩きながら話す。
■しゃがんで昼食を取る。
■テレビのチャンネルやボリュームを変えるときは、立ち上がって本体のボタンを押しに行く。
■ウエート入りのベストを終日着用する(自爆テロジョークの的になるのは覚悟しておこう)。
■ベビーカーやショツピングカートはブレーキをかけた状態で押す。
■子どもをバーベル代わりにする。

もっと、運動したければ、走ることです!
あとは、一度にタスクを片付けないこと、体を動かすことを意識することです。
ゴミを投げずに、捨てに行くなど
立ち上がるための仕掛けを作ることが大事だと思います。

続いて、食事の習慣についてです。
これは、食べる量を減らすことが一番です。
大皿を使わないなど、簡単なことを習慣化することで
食生活は改善できるのです。
早速、以下のアドバイスを実行してみましょう!

●普通の人向けの四つのアドバイス

■小さな皿を使う。
■よく噛む。ハードコアな人々は一口につき50回噛むことを推奨している。
■テレビを消す。研究によれば、テレビを見ながら食事すると食べる量が最大7パーセント増える。
■一口ごとにフォークを下におろす。 

食べる量を減らすのは、本当に良いことだと思います。
私たち現代人は、食べ過ぎでカロリーを摂取しすぎなのです。
私は、皿の大部分に野菜を盛ることを意識し、加工食品を減らしています。
また、バランスのよい食事をよく噛むようにして、満腹感を得ています。

●とことんやる人向けの六つのアドバイス

■どこへ行くにも小さなフォークを持ち歩く。箸ならもっといい。
■常備してあるおやつ類(クッキー、ドライフルーツ、キャンディーなど)は小さいチャック袋に小分けする。
■KKK(あるいは同じくらい有害な団体)宛てに100ドルの小切手を書く。そして、今度○○を食べたらその小切手を振り出す、と誰かに約束する。
■自分の姿を見る。研究によれば、鏡の前で食べると食べる量が少なくなる。

■未来の自分を大切にする。自分の顔写真をデジタル加工して未来の自分の写真を作る。未来の自分のために食べることを忘れないよう、作った写真を財布に入れておく。
■リンゴ、トウガラシ入りのスープ、コップ2杯の水、一つかみ分のナッツ類を摂取する。これらはすべて食欲を抑えることが示されている。

未来の自分をイメージするのは、とてもよいことだと思います。
私も大学時代の自分をイメージし、運動と食事を改善し
この4ヶ月で、10Kgのダイエットに成功しました!

私も著者に負けず劣らず、多くのメソッドにチャレンジしています。
よい食事や運動を習慣化することで、健康を取り戻せることを実感しています。
人生をより長く楽しみたいのなら、自分の体をまずは大事にすることです。
健康男を読むことで、そのキッカケを掴めると思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!
   

photo credit: Toilet via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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