1日のテーマを3つまでに絞ります。つまり1日3つの重要なタスクを明確にして、それ以上はやりません。そして、3つに絞り込んだら、自問します。問題点を明確にして、本当にその問題にとり組む必要があるのか。必要以上のものや、必要でないものに時間を割くことは非効率なので、やらないという決断をします。(塚本亮)
タスクを絞ることで、私たちは生産性を高められます。
1日には24時間という制約条件がありますから、私たちがやれることは限られています。
一度にたくさんのことができると考えるのではなく
少しのことに集中したほうがはるかに良い結果を得られるのです。
塚本亮氏は、99%の人がしている悪い習慣を捨て、たった1%の成功者になれる本の中で
1日のタスクを3つに絞るべきだという考え方を紹介しています。
タスクを明確にし、3つに絞ることで、私たちは集中できるようになります。
無駄なことをあれこれ考えずにすむので、時間の無駄をなくせます。
やるべき次の1歩が具体的になるため、モチベーションも高まります。
忙しい自分をやめて、1日3つのことに集中することで、未来を変えられるのです。
本書には、成功者になるための習慣術が、名言とともに52個紹介されています。
時間という切り口から、私が良いと思った習慣術を今日は紹介していきます。
●クヨクヨするのをやめる!
クヨクヨするクセを捨てられれば、人生をもっともっと楽しめ
自分のやりたいことに集中できるようになります。
クヨクヨしたら、以下の3つの方法を試してみましょう。
■人に話したり、紙に書き出すことで、自分の感情を整理する。
■偉人などの成功者の伝記を読み、逆境が価値あることだと理解する。
■運動や楽しい行動で視点を変えてみる。
●スマホ依存を捨てる!
私たち現代人の多くは、ノモフォビア(スマホ依存症)という重い病に罹っています。
スマホに生活を支配され、依存症になっている人が増えているのです。
いつでもソーシャルメディアで誰かとつながっていたいという欲求が
自分の時間を犠牲にしたり、精神を不安定な状態にしているのです。
かくいう私も、スマホでソーシャルメディアを見がちだったのですが
昨年から、この悪い習慣を断ち切りました。
ソーシャルメディアを開く時間を極力減らし、自分のための時間を優先するようしたのです。
FacebookやTwitterを見る替わりに
読書をしたり、ブログを書く時間を増やしました。
人と絶えずつながることが、夢の実現を遠ざけているのなら
その根源であるスマホやソーシャルメディアとの付き合い方を見直さなければなりません。
著者の塚本氏は、勉強したり、仕事に集中したい時には
飛行機に乗っていると考えて、機内モードを選択するとよいとアドバイスしています。
確かに、飛行機の中にいると考えれば、1時間程度は我慢できます。
この積み重ねによって、結果を変えられるはずです。
自分のやりたいことを実現するためには
スマホやソーシャルメディアとの関係を整理する必要もあるのです。
本書には、時間術以外にも多くのためになるメソッドが紹介されています。
塚本氏のケンブリッジの留学時代の体験が書かれてますが、これが本書の魅力になっています。
価値観が多様であるからこそ、相手への期待値を下げたり
自分の思い通りにならないことが当たり前だと考えるべきだというメッセージが響きました。
要は、自分自身の基準を持って生きれば、他人に振り回されなくなるのです。
外国人と付き合うときには、時間の概念を変えるべきだというアドバイスも参考になります。
時間を約束するときも日本人の基準で考えないことで、イライラを防げます
相手を変えるのではなく、自分の考え方を変えるだけで、気分を楽にできるのです。
本書に書かれている52の習慣術を実践すれば、思考と行動を必ず変えられるはずです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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