マイケル・ジョーダンは、瞑想によって自分を成長させる方法を見つけた!

コートでの集中力を高めるために瞑想を始めたマイケル・ジョーダンは、チームメイトや周囲に気持ち良く振る舞うようになった。マインドフルネスは集中のための筋肉を鍛えると同時に、思考、感情、肉体的感覚など、他のあらゆる認知力も磨いてくれる。こうした気づきが積み重なると私たちは、身の回りで起こるちょっとしたことや、自分を気分良くしてくれるもの、幸せを感じさせてくれる存在に敏感になれる。やがて、自分をがっかりさせるもの、他人を不幸にさせているものにも気づくようになる。マインドフルネスが集中力だけを鍛えるというのは間違いだ。それは私たちの世界の見方を変え、物事の因果関係について、より繊細なレヴェルで理解できるようにさせる。(デイヴィッド・ゲレス)

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マインドフル・ワーク―「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える
デイヴィッド・ゲレス著)を読むと、瞑想がストレス軽減や集中力のアップだけでなく
人間関係をよくすることもわかります。

マインドフルネスは思考を深めたり、感情を豊かにしてくれます。
肉体的感覚を鋭くさせるなど、自分のレベルをどんどんアップさせてくれるのです。
瞑想によって良い体験が続くと、周りで起こる良いことに気づくようになります。
幸せを感じさせてくれる存在に敏感になるなど、直観力も鍛えられます。
マイケル・ジョーダンなどアメリカのプロスポーツ選手の変化を本書で学ぶと
瞑想が私たちの人生をより豊かにしてくれることを実感できます。

そして、著者のデイヴィッド・ゲレスはマインドフルネスによって
人に対する思いやりの心を養えるようになるというのです。
エゴで有名だったマイケル・ジョーダンも瞑想によって
プレイの質を高めるだけでなく、チームメイトとのつながりを大切にするようになりました。

マインドフルネスを始めてしばらくすると、自分に対する思いやり、他者への思いやりの気持ちを実感するようになる。思考や経験を観察する習慣がつくと、自分のフラストレーションが特別なものではないことに気がつく。

実際ノースウエスタン大学で行われた実験で
マインドフルネスが思いやりのある行動につながることがわかりました。
松葉杖を突き片足に保護ブーツを履いた女性が
部屋に入ってきたときに席を譲るかを試した際に
マインドフルネスのトレーニングを受けなかったグループで
女性に席を譲ったのは、たったの16%でしたが
マインドフルネスの基礎コースを修了した人たちでは
実に50%が椅子を譲ったというのです。
この実験やマイケル・ジョーダンの変化が示す通り
瞑想は、他者への思いやり反応を高め、人との関係を良くしてくれるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうござました。
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photo credit: The shot – Los Angeles, United States – Black and white street photography via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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