そのような人間は、1年に何冊読んだかということだけを、やたらと吹聴したがるものだ。自分が読んだものについて、少なくとも45分くらいかけて、注意深く、しんどくなるくらいに反芻反芻してみないなら(最初のうちはおそろしく退屈なものだが)、せっかくの夜の90分も無駄に費やされたのだといっても過言ではあるまい。読書は要するに、どんどん先へ読み進めてはいけないのである。時間がかかることなど、気にすることはない。終着点のことは忘れるのだ。現在自分のいる周囲の景色のことだけに注意を払えばよい。(アーノルド・ベネット)
自分の時間(アーノルド・ベネット著)を読み返しています。
アーノルド・ベネットは、読書とは集中することだと言っています。
本の量に拘ると、本を読む事が目的になってしまい、浅い読書になりがちです。
一方、自分の糧になる良質な本を丁寧に読めば、自分を成長させられます。
どちらの読書が正しいかと考えれば、答えは明白です。
私は毎年大量の本を読んでいますが、最近では過去に読んだ良書を
何度も読み返すことを心がけています。
私は凡人なので、読んだ本の冊数は相変わらず気になりますが
読書の質をできるだけ上げるように努力しています。
同じ本を何度も繰り返して読むことで、好きな著者との関係を強化できます。
良い本とは、読むたびに新たな刺激を与えてくれる本で
このアーノルド・ベネットの自分の時間もそんな一冊です。
著者との対話で心に響いたキーワードや名言を抜き出し
メモにすることで、著者の思考や体験を自分の地肉にできます。
自分の時間 [ アーノルド・ベネット ] |
どんな分野においても、貢献したいという気持ちで行動すれば、人生はより価値を持ち、幸せになることができるのです。(オプラ・ウインフリー)
私は読書をするときに、ブログでのアウトプットをイメージしながら
本を読むようにしています。
読者に著者の良い言葉を伝えたいと考えることで
以前より本を真剣に読めるようになったのです。
人に貢献できる一言やキーワードを見つけることが
私のブロガーとしてのミッションだと捉えることで
読者の皆さんのお役に立ちたいとい視点が加わりました。
この書評ブログを書き始めてから、自分のための読者から
人のお役に立てる読書に私のスタイルが変わったのです。
面白い記事を書くために、過去の書評を参考にしたり
いろいろな著者の言葉を組み合わせることも最近では意識しています。
自分らしい書評ブログを書くことで、読者の方に貢献し
みなさんと自分をハッピーにすることが、私の最近の目標になっています。
アーノルド・ベネットが言うように努力して本を読むことで、人は幸せになれるのです。
私の好きな本や自分の著書をピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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