「不安」というのは、3つの要素からなっています。1つは、「危険だ」という判断です。その判断が過剰になると不安が強くなります。もう1つは、「自分がそれに対処できるかどうか」という自分の力の評価です。それが低くなると、不安は強くなります。3つ目は、「まわりから助けてもらえるかどうか」という評価です。これも低くなると、不安は強くなります。(大野裕)
大野裕氏は「折れない心」をつくる40のルールの中で
不安は3つの要素から生じると書いています。
■危険だという判断
■自分の実力不足
■仲間からのサポートが鍵になります。
特に、マイナス思考になっているときには、リスクをより感じます。
落ち込んでいるときには、目の前の壁が高く見えがちです。
そうすると、ますます、自分の実力が足りないと不安になります。
自信を失うと、仲間の目も気になり、自分の評価を自分で落としてしまいます。
その結果、不安の連鎖に陥り、感情をコントロールできなくなるのです。
大野氏はそんな時には、自分を見つめ直すといいと言います。
不安になっているときには、1)危険を強く感じすぎていないか 2)自分の力を低く見すぎていないか 3)まわりからの手助けを低く見すぎていないかというところを確認しながら、そのなかで自分ができることを積み重ねていくということが大切です。できることを積み重ねると、「そんなに危険じゃない」というふうに認識が変わっていきますし、「自分にはできるんだ」という自信につながっていきます。その過程で人からの手助けも得られて、「他の人に助けてもらえるんだ」という感覚になってくれま、全体的に不安は下がる。
不安でいっぱいのときには、まずはそう感じている理由を書き出してみましょう。
こうすることで、頭の中で膨らんだ不安を抑えることができます。
人間はネガティブな考えに反応しがちです。
書くことで、不安の原因をなくすことで、気持ちを楽にできます。
不安の原因がたいしたことでないと思えれば、行動できるようになります。
「自分にもできるかもしれない」と意識を変えることで、不安を撃退できるのです。
「折れない心」をつくる40のルール [ 大野裕(精神科医) ] |
不安を感じているときには、行動計画をつくるとよいでしょう。
そのときに、「どれが自分にできることか」ということを具体的に見ていくことです。 不安というのは、「うまくいかない」「危険だ」と感じているわけですから、どこがうまくいかないと思っているのか、それが本当に大事なことなのか、そして、本当にうまくいかないのかどうかを見ていきます。
自分にできることを具体的に書き出してみるのです。
リスクを減らす方法を考え、自分に足りないと思える部分を書き出してみましょう。
本を読む、講座から学ぶ、人から教わる、サポートメンバーを募ることなどを
スケジュール化していくのです。
その際、デッドラインを決めておくと、より計画が具体的になります。
私はわからないことがあると、すぐに本屋に行き、自分の課題を解決します。
本の表紙を見ていると、その課題を解決してくれる仲間の顔が浮かびます。
その場でFacebookメッセンジャーでアポをとり
実際に会って相談することで、いつの間にか不安をなくせます。
自分一人の力だけでなく、人の協力を得ることで
たいがいの不安は解決できるのです。
自分の力を信じられるように、不安の正体を見極めましょう。
その際、大きな深呼吸を3回繰り返すと、落ち着いて考えられるようになります。
大野裕氏の「折れない心」をつくる40のルールには
自分の行動をよくするための解決のヒントが書かれています。
ぜひ、参考にしてみてください。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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