人はなにをしている間も、その時間の半分近くは別のことを考えているようです。(トム・ラス)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
今ここへの集中が幸せの入り口になるとこのブログでもなんども紹介していますが
トム・ラスも元気は、ためられるの中で、マルチタスクの弊害を指摘しています。
ハーバード大学のマット・キリングスワースとダン・ギルバートの調査によると
参加者たちの活動時間の平均47%は
なにをしていても別のことを考えていることがわかりました。
もっと悪いこともこの調査結果から見えてきました。
別のことを考えているのは、楽しい時間ではなかったのです。
それどころか、別のことを考えているときには
今やっていることに集中しているときよりも、幸福度が下がることも分かったのです。
今ここに集中しないと、私たちは幸せを感じずらくなるのです。
人間はなにかをしながら別のことを考えることができるが、別のことを考えることで不幸せになる。(マット・キリングスワース&ダン・ギルバート)
参加者たちは彼らが調査した活動、歩く、食事をする
仕事仲間と話す、買い物をする、テレビを見るなどのほぼすべてで
活動時間の30%以上を別のことを考えることに費やしていたのです。
あなたがこの記事を読んでいる間も、別のことを考えている可能性が高いです。
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また、マルチタスクは弊害ばかりで、効果が見込めないので、注意が必要です。
いろいろな仕事を少しずつ片付けようとすると、実質的には仕事がーつも片付きません。
もし、1日に20種類の用件を処理したなら、小さな仕事への対応に終始し
大きな仕事はできないことになります。
人は大きな目標のためのタスクを最優先すべきです。
細かい意味のないタスクを今すぐやめて、自分の大事なことに集中しないと結果を残せません。
別のタスクに気を取られていると、仕事の効率も悪くなり、完成度も下がります。
マルチタスクをやめて、自分が優先すべきことに時間を傾けましょう!
以下のトム・ラスの経験値はとても参考になります。
人間の脳は、ほとんどの場合、1つの役割に専念しているほうが、うまく働くのです。気を散らすものを遮断するのは難しいことです。それでも、あなたの一番大事な活動に専念するために、なにか手を打ちましょう。私が「つながり」を完全に断って、一日中執筆に専念できる日はめったにないですが、それができる日は、これ以上ないと思えるほど、心が安らぎ、能率がよく、解放感を味わえます。そして不思議なことに、私の周囲のすべての物事がうまく回り続け、 なんの支障もないのです。
ソーシャルメディアのつながりを時には切ることも大事です。
1日に数時間でもよいので、ソーシャルメディアを遮断する時間を持つのです。
私もブログを書く時には、目の前のMacに集中します。
この集中によって、私は日々幸せな気分を味わっています。
1日に3回記事を書き上げるたびに、満足感を得られます。
読者の方から記事を褒めていただくことで、自分を肯定できるようにもなります。
あなたの時間を奪っている「気を散らすもの」をいくつか遮断できたら、「いい充電になる活動」にもっと多くの時間を割けることになります。それができたら、脳を休めることになり、脳を休めたら、創造力が高まります。まずは、あなたが今日、いい時間の使い方ではなかったと思う活動をーつ書き出しましょう。そしてあなたの行動パターンを変えて、その活動を減らすことに全力を注ぎましょう。それから、今後減らしていきたい「気が散る活動」もいくつか考えておいてください。
iPhoneやソーシャルメディアから1日に何回か距離をおきましょう。
私は読書、ブログ、瞑想の時間を作ることで、自分との対話の時間を持つようにしています。
神社にお参りするなどリッラクスすれば、脳に休息を与えることもできます。
深呼吸をしながら神社の緑の中を歩く時間が、自分の心にも栄養を与えてくれます。
疲れを感じたり、デジタルな世界と離れたい時には、私は神社にお参りするようにしています。
トム・ラスが言うように「気が散る活動」をリストアップして
自分の行動を変えて、今ここに集中できるようにしましょう!
それがあなたの幸福度を高めてくれるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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