忙しいと感じた時の対処法。

最初のステップは、ペースを落とす、あるいは少なくともペースのテンポを落とすことである。わたしたちは、生活のスピードがどれだけ速くなってせいるか、あるいは、自分自身をどれだけ急き立てているかに気づいていない。(ノーマン・V・ピール)


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ノーマン・V・ピール積極的考え方の力書評を続けます。
現代人は絶えず時間に追いかけられていて、いつもストレスを感じています。
そんな時代に流されてしまうと心と体の両方が疲れてしまい
幸福な人生を送れなくなります。
ノーマン・V・ピールは、忙しく働く私たちに
幸せになるための処方箋を与えてくれています。

まずは、生活のテンポを落として、自分らしさを取り戻してみましょう。
自分がどんなに忙しい生活を送っているかを書き出し、タスクを見直してみるのです。
自分が本当にそれをやる必要があるのかを考えることで
タスクの優先順位が決まります。
時間に追いまくられていると感じたら、注意が必要です。
幸せになることを目標に、何を削れば良いかをじっくり考えましょう。
瞑想したり、自然に触れたり、運動するなど
自分との対話の時間を持たないと、倒れるなどの悲惨な結果を引き起こします。

あることに大騒ぎをして、また別のことに大騒ぎをすれば、気持ちが騒がしくなり、その結果、ちょっとしたことで怒りが爆発してしまう。力を弱らせる過度なストレスや興奮のせいで苦しみたくなければ、現代人は、もっと生活のペースを落とすべきだろう。

時間に追い詰められると、絶えず目の前のタスクをこなさなければなりません。
心に余裕がなくなると、小さなことにも怒りを爆発させてしまい
人間関係も悪くしてしまいます。
この結果、自分の周りに人がいなくなり、ますます忙しくなってしまうのです。
そして、ストレスに押しつぶされ、自分の健康を害します。

過度のストレスは身体に害を及ぼし、感情を不安定にする。過度なストレスを受けると、疲労や失望感に悩まされる。個人的な問題から、国や世界の状態まで、すべてに怒ったり、苛立ったりするようになる。感情の不安が身体の不調に表われたら、その奥深くにある魂がどんなに苦しい思いをしているか想像してほしい。

本書に、あるドクターのアドバイスが紹介されていました。
墓地を歩き、亡くなった人たちの人生をイメージすることで
自分一人の力を過信しなくなります。

墓地を歩き、その場所に永遠にいる人たちの墓碑を見てほしいからです。そして、考えてほしいのです。その人たちの多くが、あなたと同じように世界のすべてが自分の肩にかかっているのだと思っていたことを。

「仕事は人と分かち合うものだ!」
「他者と協業することで、みんなが幸せになれる」と考えることで
自分の働き方を変えられます。
自分が、自分がという意識を捨てたり
人生を楽しむと決めることで、人生はワクワクなものに変わります。

忙しくなった時に、自分の心を落ち着かせる方法を持っておくことも大切です。
その際、以下のノーマン・V・ピールのアドバイスが参考になります。

精神の平安を実践し、維持しよう。興奮した神経を緩める術を学ぼう。そのためには、ときどき休み、こう言おう。「いま、神経の興奮を鎮めている。それはわたしから流れ出ていく。わたしは平穏を感じている」怒ってはいけない。苛立ってはいけない。穏やかな気持ちでいることを学ぼう。こうした状態を得るには、穏やかな考え方を実践するといい。わたしたちは、毎日、身体を適切な状態に保つため、入浴、歯磨き、運動など、様々なことを行う。

毎朝の神社へのお参り、瞑想、読書、ドライブ、居心地の良いカフェが
私の心を落ち着かせてくれます。
これらを日常の中に取り入れることで、気持ちをリラックスできます。
また、イライラしそうな時には、怒りを爆発させないようにしています。
大きくゆっくり深呼吸して、家族のことを思い出すだけで
怒りを止められることに気づきました。

自分がやる必要のないタスクを減らして
少しでもよいのでゆったりとした時間を過ごすことを心がけましょう!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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