成功者は当たり前のことを疎かにしない??

人はつい、当たり前のことを疎かにしがちです。当たり前のこととは、基本的なことです。基本的なことというのは、どちらかと言えば地道なものでしょう。すぐさま大きな成果を生むこともありません。そこで人は、何か特別な方法はないかと考え始めます。(枡野俊明)


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思考と体験を重視しよう!

ネット社会の弊害は、すぐに答えを見つけられることです。
検索すれば、それなりの答えが見つかるので
自分の頭を使わなくなっています。
多くの人が考える手間を惜しんで
短時間で結果を出すことを優先しています。
しかし、そんなありきたりの答えでは、クライアントは喜んでくれません。
検索ですぐに見つかる情報はあなたの価値ではありません。
他人の知識や体験ばかりを鵜呑みにするのはやめましょう。

短期間で成果を生み出す方法はないと考え
様々なことにチャレンジし、体験を重ねないと
的確な答えは見つかりません。
(AIやロボットにできることをやっていても意味はありません。)
自分の専門分野を決めて、その道のプロになるために
インプットとアウトプットを最大化しましょう。
考え、体験したことをアウトプットすることで
あなたの価値を高められます。
絶えず変化する時代を見ながら、考えることをあきらめないことが
未来を明るくする秘訣かもしれません。

何かで成果を得るためには1万時間が必要だと言われていますが
天才たちは多くの努力をした結果、今のポジションにいるのです。
この1万時間の法則を提唱したマルコム・グラドウェルの言葉を読むと
成功者は夢中になれる仕事を見つけていることがわかります。

(成功とは)「意義ある仕事」。それこそが私の成功の定義です。複雑だが自主的に働くことができ、夢中にさせられてしまう。そして、努力に見合った報酬があるということが何より重要です。報酬の総額がいくらになるかや、どれだけ権力を持てるか、どれだけ有名になれるかは重要ではない。大事なのは、仕事に夢中になれるか、朝起きた時に仕事をしたいと思えるか、夜帰宅した時に自分のやったことに満足できるか。それが、「成功」なのです。(マルコム・グラドウェル)

自分のやりたいことを見つけることで
ワクワクしながら仕事に励めるようになります。
成功者とはどんな道のりも楽しみ、地道に歩むことができる人です。
日々のルーティンを大切にしているイチローを見習えば
いつのまにか自分の目標を達成できるはずです。

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。(イチロー)

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成功している人たちがメディアなどに取り上げられ、「私はこんなやり方うので成功した」と口々に特別なやり方を紹介しています。しかしそれを鵜呑みにしてはいけないと思います。成功した人たちが特別な方法を見つけることができたのは、それまでに地道な努力を積み重ねてきた結果です。当たり前のことにしっかりと取り組んだ結果として、自分なりのやり方を見つけることができた。その地道な努力にこそ目を向けなくてはいけないのです。仕事でも日常生活でも、当たり前のことを当たり前にやる心がけを大切にしましょう。(枡野俊明)

当たり前のことを大切にする。

成功者の話を鵜呑みにしてはいけないと枡野俊明氏は言います。
「努力すれば、努力した分だけ実を結ぶ」と考えることで
「当たり前」のこと疎かにしなくなります。

インターネットの普及で、私たちの時間はどんどん細切れになっています。
この細切れ時間を上手に活用しないと、1万時間を確保できなくなります。
ソーシャルメディアやニュースサイトを見る時間を減らし
自分を成長させるための当たり前なことに大切な時間を使いましょう。
AIやロボティックスによって、今後は益々働き方が変わることが予想されています。
そんな環境下で生き残るためには、自分の価値を高める必要があります。
細切れ時間の中で、自分のやるべきことに集中する時間を意識するのです。
毎朝、やるべきことをリストに書き出し、そのための時間を確保します。
忙しい朝を送るのではなく、早起きをして
1日30分でよいので自分のための作戦会議を習慣にしましょう。

まとめ

AI時代に生き残るためには、自分の価値を高める必要があります。
ネットで検索すれば見つかる情報ではなく、自分を語ることがポイントになります。
自分の専門性を確立するために、知識をインプットしたり、体験を重ねるのです。
そのためには1万時間が必要だと言われていますから
細切れ時間を有効に使って、自分に投資することを怠らないようにしましょう。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
枡野俊明氏の関連記事 
参考図書 限りなくシンプルに、豊かに暮らす

    

    

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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