自分のためにだけでは、全力を尽くしても100の力しか出ないんです。エネルギーの産出量が限定されている。しかし、誰かを喜ばせたいとき、僕らは200、300、1000、10000と無限に力が湧き上がるのです。(ひすいこうたろう・大嶋啓介)
「心の状態」が感謝にあふれたとき、それは最高の未来を引き寄せられる状態です。感謝は決意に変わるのです。感謝こそ創造(クリエイション)の最大のカギです。
誰かを喜ばせて、人と感謝しあおう!
ひすいこうたろう氏と大嶋啓介氏の前祝いの法則の書評ブログを続けます。人は自分のために行動するより、他者への貢献を考えた方がアクティブになれます。なぜなら、私たちは周りに感謝されることに喜びを感じるからです。「ありがとう」の一言が行動のモチベーションになります。このブログも読者の方からのフィードバックを受けることで長い間継続できています。本について書くことで、読者や著者、編集者の皆さんに喜んでいただけます。当然、ブログは自分のために書いているのですが、公開することでよいフィードバックをもらえ、私の人生を面白くしてくれます。周りの人に感謝することがエネルギーを生み、意志を強くしてくれるのです。
周りの人と感謝の気持ちを分かち合うとエネルギーをより強くできると著者の二人は述べています。高校球児が両親と感謝の手紙を送り合うことで、愛が循環し、生徒たちがとてつもないパワーを発揮すると言います。誰にどんな感謝を伝えたいのかを明確にして、感謝の手紙を書くことで、チームがまとまります。脳は主語をか意識しないので、周りの人に感謝するうちに自分にも感謝できます。感謝を習慣にすることで自分を認められるようになるのです。
前祝いの法則 [ ひすいこたろう ] |
大切な人に感謝することを習慣にしよう!
感謝のエネルギーが、「大切な人のために」という決意に変わったとき、奇跡の力が湧き起こるのです。
なんのためにやるのか?
誰を喜ばせたいのか?
誰にどんな言葉を言われたいのか?
大切な人を喜ばすことを決め、その人たちに感謝すると奇跡の力が働くことを本書の多くのケーススタディから学べます。浅田真央さんのソチオリンピックの話や釜石高校の甲子園秘話を読むとそのすごさを実感できるはずです。
「誰かを喜ばせたい」という思いが、喜びの最上級であり、最上級の予祝なのです。
自分とつながり、仲間とつながり、お互いの感謝の気持ちを述べ合い、未来を祝福するとよい未来とつながれるようになります。私は感謝日記を毎日書き、その効果を実感していますが、感謝の手紙によって最強のチームを作れそうです。感謝の手紙は以下の4つのステップで自分ごとできます。
①知識としてまず知る(感謝の気持ちを引き出すのは手紙が有効だと知る)
②実践(この場合、手紙を書く)
③感じる(手紙を書きながら湧き上がる自分の感情を感じる)
④感じたことを人にシェアする
この4つの過程を経ることで、知識は知恵となり、感謝は力(決意)となると著者たちは言います。
手紙を書くことで、意識をしっかり向けると、感謝があふれます。それをしっかり感じることで変容が起こります。さらに、その思いをシェアするなかで、人は自然にその感謝の恩にむくいたくなるんです。誰かを心から喜ばせたいと思うのです。そのとき、感謝のエネルギーが誰かを喜ばせたいという「決意」に変わるのです。
この決意を持って、自分の未来を明るく前祝いすると実現に可能性が一気にアップするというにが著者たちの考え方です。感謝やワクワクな未来から考え、行動することで私の運もよくなったので、この予祝を習慣化するのはありだと私は思っています。チームによいエネルギーを充満させることで、組織や会社は強くなるのです。
まとめ
チーム内で感謝の手紙を書気合うことで、メンバーの力を引き出せるようになります。お互いを信頼し、よい空気に満たされれば、結果が変わり始めます。職場や学校の空気をよくすることで、言葉や心、行動が変わり、やがては結果も変わるのです。「予祝」を習慣にすると生活の中に喜びが溢れ、未来を明るくできるようになります。
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