ジョン・ゴードンのあなたに奇跡を起こす101の方法の書評

私たちはともすると日々の生活に追われ、人生で大切なことをおろそかにしがちだ。ストレスがたまると、新しい人と出会ったり旧友と話をしたりすることがおっくうになる。だが、すでに築いてきた人間関係を維持し、新たな人間関係を築き上げる能力は、私たちの最も重要な資質のひとつである。(ジョン・ゴードン)

Designed by Freepik 新しい出会いや旧交を大事にしよう!

昨日、東京情報大学の河野ゼミで授業をさせていただき、学生さんたちに以下のような話をしました。
・アウトプットとインプットの重要性
J・D・クランボルツの計画的偶発性理論
・決断、行動、継続(やめないこと)
7つの習慣を行動規範にする
・人とのご縁が未来の自分を助けてくれる
・ソーシャルメディアやブログでのパーソナルブランディング

授業をしながら思い出したのが、ジョン・ゴードンあなたに奇跡を起こす101の方法。失敗続きの人生を送っていた著者が著述家として成功する際に気づいた101の方法を紹介していますが、その中の2つのエピソードを思い出したので、今朝再読してみました。

ジョン・ゴードンはどんなに忙しくても、億劫がらずに新たな出会いをデザインすべきだと述べています。

私たちが出会う人はみな、友人や知人、取引先、同僚になりうる人だ。新しい人との出会いに心を開くとき、私たちにとって可能性は無限になり、世界は際限なく広がる。多くの人と接すれば接するほど、より多くのエネルギーを生み出すことができる。

今回ご一緒した河野先生とのつきあいは、時間に換算すると相当長いのですが、リアルでお話しをする機会はあまり多くありませんでした。たまたま、先日の明治大学の授業に先生をお呼びしたことがきっかけになり、今回授業のオファーをいただたけました。過去に出会った人とソーシャルメディアでつながり、交流を続けることで、未来の自分によい影響を及ぼします。

仕事やプライベートのイベントに参加すると新しい仲間に会う可能性が高まります。出会う人は多様ですが、私たちは未来の自分を助けてくれる人と必ず出会っています。誰に出会うかはまったくわかりませんが、好奇心を持って、人に会うことを選択するとよいことが起こるようになります。

どんなに忙しくしていても生活のペースを少し落として、新しい人たちと出会い、旧交を温める時間をとろう。多くの人と接することによって、私たちはおたがいにエネルギーを与え合うことができる。

新しい仲間や旧友と交流し、自分の価値を相手に伝えることで、ご縁が深まります。自分が相手に貢献できることを見つけて、そのための行動をしているうちに関係を強化でき、新しいプロジェクトが始まります。昨日も河野先生のゼミの学生と話しているうちに、面白いプロジェクトがスタートしました。自分が貢献できることを伝えることが自分の未来の可能性をひりげてくれるのです。

ジョン・ゴードンは以下のアクションをするとよい出会いが生まれると言います。
①しばらく話をしていない旧友に電話をかける。
②新しい隣人のタ食の招待を受け入れるか、その人をタ食に招待する。
③家でパーティーを開き、親しくなりたい人を招待する。
④職場の同僚を昼食に誘う。
私は仲良くしたい人がいたら、自分の連載ページでインタビューさせてくださいと連絡を入れます。例えば、興味深い本に出会ったら、編集者のつながりやソーシャルメディを活用して、関係者にコンタクトをとるようにしています。インタビューをすることで本の新たな価値に気付けたり、著者の面白いエピソードを聞けるなど読書とは違った刺激をもらえます。これを続けているうちに人脈が広がり、たくさんのよいことを引き寄せられました。

目の前の人にポジティブなエネルギーを与えよう!

ポジティブなエネルギーはポジティブな思考、言葉、行動という形をとる。あなたは思考、言葉、行動によってエネルギーを家庭や職場、世の中、宇宙にまいている。困っている友人に電話をして励ましの言葉をかければ、その人の一日を明るくすることができる。人に親切にすることによって、その人の生活に役立つことができる。家庭でポジティブな思考をすることによって、家庭の繁栄につながる。

せっかく人と会ったなら、そに時間を有意義なものに変えましょう。ネガティブな発言はやめて、お互いの近況を話したり、自分の価値を相手に伝えるようにしましょう。「何かお役に立てることはありませんか?」を口癖に相手への協力の姿勢を示すのです。貢献をキーワードに貢献することで、相手があなたを思い出してくれます。Facebookでつながり、メッセンジャーで連絡を取り合うことをルールにすると相手からの連絡を受けやすくなります。

しかし、そのご縁がいつ花開くはわかりません。あきらめずに貢献を続けるうちに、少しづつ花が咲くようになり、やがては、自分の庭が綺麗な花で満たされるようになるのです。

だが、トマトの種と違って、ポジティブなエネルギーの種をまいたからといって短期間で収穫が得られるとはかぎらない。数年かかることもあるし、いつまでたっても収穫が得られないかもしれない。そんなときはイライラするだろう。私たちはすぐに結果を得たがるものだ。エネルギーの種に関するかぎリ、収穫はずっと先に、遠く離れたところで得られることがよくある。

ですから、すぐに収穫できなくても、自分のポジティブな思考、言葉、行動がいずれなんらかの役に立つことを信じましょう。自分が収穫を得たいから種をまくのではなく、誰かがいつかどこかで収穫を得ることができればいいというGiverの視点んでポジティブなエネルギーを与え続けるのです。

ジョン・ゴードンはそのための3つのアクションプランを紹介しています。
①ポジティブなエネルギーの種をまく。ポジティブな思考をし、人に親切にし、人の役に立ち、人を助けるためにエネルギーを使おう。
②愛の種をまく。はがき、メール、電話を通じて週に少なくとも5人に「あなたのことを大切に思っている」というメッセージを送ろう。
③人びとのために祈る。歩いているときに誰かを見たら心の中でその人の成功と繁栄を祈ろう。先日、ニューヨークの五番街を歩きながら道行く人びとにそれを実践したとき、私は自分の魂がエネルギーで満ちあふれ、たいへん幸せな気持ちになった。
ジョン・ゴードンの3つのアクションプランを習慣化することで、人生は間違いなく面白くなるはずです。新たな人や旧友との出会いを積極的にデザインし、ポジティブなエネルギーを与えるようにしましょう。

河野先生、ゼミの皆様、授業の機会をいただき、本当にありがとうございました。

まとめ

ジョン・ゴードンは新たな出会いや旧交を大事にすべきだとあなたに奇跡を起こす101の方法の中で述べています。出会った人にはポジティブなエネルギーを与えることを意識し、ご縁を深めていきましょう。人とにつながりを強化し、良い関係を増やすと未来の自分を明るくできます。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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