成績を上げたければ、仲間の力を活用しよう!アーリック・ボーザーのLearn Betterの書評

社会的要素は微妙な違いでありながら、私たちの価値の感覚に多大な影響を及ぼす。家族や仲間、友人や同僚が学習に感情面で意味をもたらすし、私たちはストレスを感じたとき、緊張したとき、悲しいときに他人を頼る。(アーリック・ボーザー)


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学びを深めるための6つのステップ

アーリック・ボーザーLearn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ書評ブログを続けます。結果を出すためには、学び方を知り、思考のスキルを身につけなければならないとアーリック・ボーザーは述べています。そのために、価値を見いだす→目標を設定する→能力を伸ばす→発展させる→関係づける→再考するの6つのステップを自分ごと化すれば、効果的に学べるようになります。学ぶ際には自分のモチベーションを高めるために、学ぶことの意味を自分で見つけ、自分たちの生活に関連付けることが大事です。また、社会的要素が、価値に大きな影響を与えることを覚えておきましょう。

テストを前にして不安を感じている学生は、親しい友人がいるほど良い結果を出すことがわかっています。仲間の支えが、試験に対する精神的な緊張をやわらげてくれるのです。

仲間がいると感情をコントロールしやすくなる。社会的ネットワークもモチベーションの一種であり、自分はどこにも属していないと感じている学生はモチベーションがかなり低く、一般的に学業もふるわない。具体的には、クラスに友達がいる学生は友達のいない学生よりテストの得点が高くなりやすい。

Facebookやブログで友達に「これをやる」と宣言すると結果を出せるようになるのも、これが理由です。宣言するとその公約を達成しやすくなるのです。私もダイエットをしたときに、ソーシャルメディアで宣言し、体重を落としたことがあります。人は自分が属する集団に対して誓ったこと、約束を守ろうとします。目標を達成したければ、この宣言の力を活用すべきです。

仲間、チーム、同族、派閥、サークルからの同調圧力を使えば、自分だけでなく、集団の力を高めることができます。学習に打ち込む人が一人いると、他の人間も学習に打ち込むようになります。「知的努力には伝染性がある」という研究結果もあるほどです。

 

ハーバードは、なぜ優秀な学生を排出できるのか?

学習に対して人間の社会性が及ぼす力は大きいのです。ハーバード大学のような超エリート校はなぜ優秀な学生を排出できるのでしょうか?教師陣、カリキュラム、施設すべてが高水準で、高額な授業料で有名です。トップクラスの教員、トップクラスの教材、トップクラスの校舎にお金をかけているから、彼らは結果を出していると考えがちですが、それだけが理由ではありません。

実は、在学生が果たしている役割が大きいとアーリック・ボーザーは指摘します。さまざまな形の社会的圧力、規範、勉学の場での切磋琢磨を通じて、積極的に勉強できるようになります。ハーバードのようなエリート校では、同級生の存在が成果の3分の2に貢献していると言えるほどで、学びの同調圧力が働いています。ハーバード大の成功の大半は教授陣やカリキュラムや校舎とはあまり関係がなく、在籍している学生たちが大学の力を高めているのです。

自分の成績を高めたければ、付き合う人を変えるべきです。優秀な人たちが集まるコミュニティに参加し、社会的要素を活用して自分の力をアップするようにすべきです。私は出版した時に、このアイデアを使いました。著者や編集者のコミュニティに参加し、彼らの思考法を学び、チャンスを引き寄せたのです。自分の目標を達成するためには、既に目標を達成している人達やそれを本気で目指している人たちと付き合えばよいのです。良い環境に飛び込むことで、自分を変えられるようになります。

まとめ

成績を上げたければ、仲間の力を活用しましょう!仲間がいると感情をコントロールしやすくなる。社会的ネットワークもモチベーションの一種であり、良いコミュニティに参加することで、結果を残せるようになります。目標を達成する環境に身を置くことが、成功の秘訣なのです。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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