ボブ・トビン氏の「人のためにお金を使う!」というアイデアを実践しよう。

貧困や病から人を救う手伝いができたら、地震で家を失った人たちの支援をしたら、あなた自身がどのような気持ちになるか考えてみましょう。寄付で人々の生活を変えるのに、金額の大小は関係ありません。寄付をすることによって社会を理解するきっかけになるかもしれません。また、支援を必要としている人たちのために寄付をするということは単純に素晴らしい行いなのです。(ボブ・トビン)


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寄付に金額の大小は関係ない!

ボブ・トビン氏のA PERFECT DAY 生きるなら、最高の日を書評を続けます。以前、「幸せをお金で買う」5つの授業を読んだ際に、寄付が人を豊かにすることを学びました。著者のエリザベス・ダンは、寄付をすることが幸福度を高めると述べています。実際、ギャラップの調査でも寄付の効果が明らかになりました。

136カ国のうちの120カ国では、前の月にチャリティーに寄付した人々は、人生により多くの満足を感じていました。この関係は、貧しい国でも豊かな国でも同様に見られ、個人の収入を考慮したあとでも変わりませんでした。ギャラップ世論調査で調べられた136カ国全体で、チャリティーに寄付することは、家庭の所得を2倍にするのと同じくらい幸福度に貢献していたのです。(エリザベス・ダン)

私はこの話を知って以来、寄付を心がけるようにしています。クレジットカードでいくつかの団体に寄付したり、飛行機やコンビニなどでも小銭を寄付するようにしています。

時々、こんな小銭に意味があるのだろうか?と思う時もありますが、今まで寄付を続けています。今回、「寄付に金額の大小はない」という言葉を読んで、より積極的に寄付を行おうと思いました。

慈善団体と個人的なつながりを築けば、自分が行った寄付の効果を確かめることも可能です。団体を率いるリーダーについて知り、その活動を支える他のメンバーと知り合いになることも可能です。そこではあなたが所属する会社組織以外のさまざまな人たちと出会う機会が得られます。支援者コミュニティに参加したり、新しいコミュニティを立ち上げたりして、活動の幅を広げてみましょう。仲間を集めて募金イベントに参加してはどうでしょうか?仲間の結束を固めながら人助けもできるという二重のメリットがあります。

寄付とボランティアを繋げることで、今までとは異なる出会いをデザインできるようになります。自分の活動領域を広げることで、人生をより充実させられるようになります。他人への善行と人とのつながりがあなたに幸せを運んできてくれるのです。

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寄付の習慣があなたを幸せにしてくれる!

困っている人にお金を寄付する人は、それがたとえ少額でも、寄付をしない人よりも幸せを感じると最新の研究は結論づけています。お金は確かに幸せをもたらします。つまり、人のためにお金を使うことでも幸せになれるということを、この研究は明らかにしています。

Dunn et al. の「Findings on happiness」という研究によると、他者に寄付することが幸せをもたらすことがわかっています。まず、参加者の幸福感を朝に測定しました。その後、参加者に5ドル、あるいは、20ドルを渡し、自分のため,あるいは誰かのために使うよう指示を出しました。その日の夕方に再度、幸福感を測定した結果、使用した金額に関わらず,誰かのためにお金を使った参加者の方が、自分のために使った参加者より幸福感が上昇していたのです。

お金を寄付することで、他の人に心理的に近づいたと私たちは感じるようです。寄付をすることで、ご褒美をもらった気持ちになり、私たちは幸せになれるのです。

成功するリーダーは、成功する前から、少額でも様々な団体に寄付を続けています。欧米では、ノブレス・オブリージュ(身分の高い者は、それに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務がある)が浸透していて、寄付が当たり前のように行われています。一流の人は必ず寄付をしていますから、彼らの態度を真似するようにしたいですね。

寄付を習慣化することで、幸せになれることが明らかになってきたのですから、募金箱を見つけたら、少額でもよいので、寄付を心がけるようにしましょう。

まとめ

ギャラップ調査によると、寄付することは、家庭の所得を2倍にするのと同じくらい幸福度に貢献していることがわかりました。人のためにお金を使うことで、幸せになれるのですから、寄付を習慣化すべきです。金額の大小は関係ありませんから、募金箱を見つけたら、小銭を寄付しましょう!

 

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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