エンゲージメントとは従業員の一人ひとりが企業の掲げる戦略・目標を適切に理解し、
自発的に自分の力を発揮する貢献意欲。(ウイルス・ タワーズワトソン)
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エンゲージメントの効果とは?
新居佳英氏と松林博文氏の組織の未来はエンゲージメントで決まるを読了しました。エンゲージメントに関しては何度かこのブログに書いてきましたが、経営者は今こそエンゲージメントを高めることに注力すべきです。著者の二人はエンゲージメントの効果を以下のようにまとめています。
■生産性が高い。
■離職率が低い。
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■製品の欠陥が少ない。
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■イノベーションにも強い。
スターバックスはエンゲージメントの高い組織として有名です。しかし、カフェの業務には退屈なルーティンワークがつきものです。店員の多くはアルバイトで、
それは、スタッフのエンゲージメントが高いからです。スターバックスには、
わかりやすく、
心に響くビジョンは、スタッフが自分の仕事の意味を理解し、 意義を感じ、プライドを持って仕事をすることを助けます。また、 スターバックスでは一緒に働くメンバーを「パートナー」と呼び、 「お互いに心から認め合い、 誰もが自分の居場所と感じられるような文化をつくります」 という行動指針を掲げています。 誰もが自分の居場所と感じられる、そんな帰属意識は、 良好なチームワークや主体的な行動、 お店のためにできるだけのことをしようという自発的な貢献意欲に つながると考えられます。(新居佳英、松林博文)
アニー・マッキーとテレオス・リーダーシップ・
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エンゲージメントが高まれば、離職率も下がる!
エンゲージメントの高いチームは低いチームより、収益性が22%
、生産性は21%、EPS(株価収益率)は47% も上回るという結果が出ています。顧客満足度も10% 上回っています。一方で、離職率は大幅に低く、 事故や品質の欠陥も少なく、 欠勤も少ないという相関も明らかになっています。
ギャラップの調査でも、エンゲージメントの効果が明らかになっています。離職率との関係については、アメリカの経営・
ハーバード・ビジネススクールの元教授のジェームス・ヘスケットは、まず組織が従業員を大事にすれば(
まず、経営者は従業員を大切にすることから始めましょう。従業員と顧客の「鏡面効果(サティスファクション・ミラー)」を生み出すことによって、多くの会社が成功しています。顧客の満足は従業員の満足につながり、それが従業員によりよいサービスを促し、
私も以前NPSの仕事に関わっていました。多くの企業が実際NPSを高めることで、売上や利益を上げることに成功しました。エンゲージメントの高い会社の社員は笑顔も多く、良いコミュニケーションが行われています。企業にとって、広告や販促活動も大事ですが、その前にエンゲージメントを高めることを優先した方がよいというのが私の結論です。エンゲージメントの効果を信じて、今こそ経営者はエンゲージメントを高めることに全力で取り組むべきです。
まとめ
顧客の満足は従業員の満足につながり、それが従業員によりよいサービスを促し、
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