ストレッチとは、目標を達成し、チャンスをつかみ、
目の前の素材を最大限活用するためのワークスタイルであり、 ライフスタイルである。チェイシングをやめ、 ストレッチを身につけることで得られる果実、 それはあなたの手の届くところにある。(スコット・ソネンシェイン)
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「リソースの優れた活用=優れた成果」であるという考え方を身につけよう!
多くの経営者は今あるリソースを有効活用しないという失敗をおかします。ライス大学の教授のスコット・ソネンシェインはストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法の中で、2つのビール会社を比較しました。一社は全米3位の規模を誇ったストロー・ブルワリー、もう一社は名もなきブルワリーのD・G・イングリング&
D・G・イングリング&
ストレッチとは、たんに制約を克服するための創意工夫ではない。
それは問題解決をサポートするだけでなく、つねに成功を収め、 よりよい人生を過ごすためにはどうしたらよいかという「人生観」 にもつながるのだ。
新たなリソースを探すのではなく、既存のリソースを最大限活用すると大きな成果をあげられます。人生で達成感を得たければ、「ストレッチ」について、真剣に学びましょう。ストレッチとは、
そのために「豊富なリソース=優れた成果」であるという常識を捨て、「リソースの優れた活用=優れた成果」であるという考え方を身につけるのです。「プロジェクトを早く完了させたければ、スタッフを増やせ」「
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制約により、新たなアイデアが生まれる!
ドットコムバブルの頃のITベンチャーは、早く大きくなるために多くのリソースを求め、規律を失います。報酬増、資金増、顧客増を意識するあまりに、次々に人材やお金というリソースを投入しました。収益性を無視し、成長だけを考えたために、彼らは破綻します。
ハーバード・ビジネススクールのニティン・ノーリアとランジェイ・グラティは次のようにチェイシングの問題点を指摘します。
人や資金などのリソースが豊富だと、
相応の理由がなくてもそれを使わなければならなくなる。すると、 不要な人材を雇い、広大かつ高価なオフィススペースを借りて、 むやみやたらにプロジェクトを立ち上げたり、 うまくいっていないプロジェクトを続けたりしてしまう。また、 リソースが多すぎると、 人は現状に満足して緊迫感が足りなくなる。 重要なプロジェクトも見送ってしまう。 現金などのリソースが入ってくる消火ホースがあるのだから、心配はいらないというわけだ。(ニティン・ノーリアとランジェイ・グラティ)
「制約条件があると良いアイデアが生まれてくる」と私はあるスタートアップ経営者から学びました。リソースが増えれば増えるほど、時間やコストが無駄遣いされます。制約があるほうが良い結果が得られるという研究結果もあるほどです。製品の設計や作成をただ誰かに依頼しても、
実際、
めざすゴールはさまざまでも、生きていれば誰でもたいてい、何らかの制約や制限に直面する。出したい成果と手元のリソースにもたいていギャップがある。金銭的な限界や、仕事の契約、情報、スキル、スタッフなどの制約……。こんなとき、大半の人はそれを苦にする。だが、ストレッチャーはそんな制約などものともしない。代わりに「どうすれば手元のリソースでやるべきことをやれるだろう」と自問する。
まとめ
ストレッチ・マインド(既存のリソースを活用すること)を養うことで、目標を達成できるようになります。多くの人は新たなリソースを探しがちですが、リソースが増えることでコストが増大します。他人が見出せない場所に利点や美点を見つけ出すことで、結果を出せるようになるのです。
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