加藤隆行氏の「会社行きたくない」と泣いていた僕が無敵になった理由~人間関係のカギは、自己肯定感にあった~の書評

自己「肯定」感が低くなってしまっているのは、自己「否定」グセがあるからです。ここ、ものすごく大事なところなのですご、これは、ただの「クセ」にすぎません。だから、そのクセを上書きしてあげます。「否定」するのをできるだけやめて「肯定」するクセに変えていくのです。あらゆる自分の行動、思考、感情に「肯定=0K」を出す練習です。(加藤隆行)


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否定グセをやめ、自分を肯定しよう!

心理カウンセラーの加藤隆行氏の「会社行きたくない」と泣いていた僕が無敵になった理由~人間関係のカギは、自己肯定感にあった~を献本いただきました。日曜日の夜、サザエさん症候群になるビジネスパーソンは多いと思いますが、本書を読むことでそんな気持ちを軽減できます。

人間関係にストレスを感じると会社に行くのが本当にしんどくなります。パワハラ上司や理不尽なクライアントなど、職場には「敵」がいっぱいいます。こんな環境で働いていたら、ストレスをためて、やがては心の病になってしまいます。かつての著者も会社の敵に苦しみ、病で倒れてしまいましたが、その後自己肯定感を高めることで、会社の敵をなくせたと言います。自己否定やネガティブな感情を感じたら、そこに何かよいことを見つけて、自分を肯定することで、マインドセットを変えられます。

「今日も、朝起きられた、OK!」
「服も着られたよ、歯も磨けたよ、すばらしい!」
「会社に行きたくないなあ。行きたくないって気づいてOK!」
「毎日、満員電車に乗ってるって、すごくない!?」
無事に会社に着けた、OK!」

いやな感情が頭に浮かんだら、いい悪いで判断せず、とにかく全てを肯定しましょう。「OK」を出すハードルを地べたまで下げることで、なんでも肯定できるようになります。自己否定やネガティブな気持ちになったら、「それに気づけてOK」と考えるようにするのです。自分自身にOKを出すうちに、人間関係がよくなることに著者は気づいたのです。会社の中で敵をなくしたければ、自己肯定感を高めればよいのです。

 

共感・褒める・応援で他者とつながろう!

「共感」は、「共に感じる」と書きます。自分が相手と戦っている、相手に脅かされているという気持ちでいたら、「共に感じる」のは、ほぼムリでしょう。悩んでいるとき、傷ついたとき、だれかに話を聴いてもらえるだけでもラクになりますが、「共感」してもらえて、「わかってもらえた!」と思えると、人はとてもうれしかったり安心を得られたりします。だから、なにはともあれ相手に「共感」することが、相手と信頼関係を結ぶスタートになります。

会社の敵を減らし、人間関係をよくしたければ、相手に共感することから始めましょう。人は共感されると嬉しくなり、あなたという存在を認めてくれます。相手を敵だと思えば、人間関係は最悪になりますが、共感を示すことで、敵が味方になるのです。相手の立場に立って考えることで、相手との距離が近づきます。その際、「そうなんですね、わかります」「そうなんだ、わかるよ」と伝えることで、相手の気持ちがわかり始めます。人に対して共感し、肯定することで、自己肯定感も高まるのです。

褒められたら、人はうれしい。そんなのはアタリマエです。だから、いいところを見つけて、気軽に褒めてあげればいい。そうしたら人との関係なんて、けっこう簡単にうまくいきます。

また、人を褒めることを習慣化しましょう。難しく考えずに、「笑顔がいいね」「元気でいいね」「気が利くね」など伝えるようにするのです。自分から人を褒めるうちに、自分も褒めてもらえるようになり、自己肯定感をアップできます。褒めることを続けるうちに人の長所を上手に探せるようになります。いやなことを見るのをやめ、よい点を見つけるうちに、人間関係を改善できます。

人を応援すると敵を仲間に変えられます。

応援すると、応援される人になります。そこには感謝と笑顔が循環し始めます。応援し合える人どうしを、ほんとうの「仲間」といいます。仲間になれたら、もう争い競い合う敵ではありません。仲間には素直にココロを開くことができ、信頼し、協力できる関係になっていきます。

人から応援されると自分の価値に気づけます。自己肯定感の低い人は、共感する、褒める、応援することで、周りの敵を味方にでき、彼らから評価してもらえるようになります。周りの人との距離を自ら縮め、相手の自己肯定感を高めることで、自分の自己肯定感をアップできるのです。

まとめ

職場には敵しかいないと感じるとストレスフルになり、会社に行くのがいやになります。著者は会社の人間関係がうまくいかないのは、自己肯定感が低くなっているからだと指摘します。そんな時は自分の態度を変え、共感、褒める、応援を習慣化し、人間関係を変えるようにしましょう。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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