目標達成に必要な5つのステップ 目標達成の技術(青木仁志)の書評

person holding pile of books near face

目標達成の技術
青木仁志
アチーブメント出版

本書の要約

自分だけでなく、他者を喜ばせるために何かを成し遂げようと思えれば、精神的に豊かな存在になれます。思考と行動、習慣を変えることで、仕事に対して前向きに取り組めるようになり、失敗を苦にせず、目標を達成するためにチャレンジを続けられます。

目標達成のために真に必要なこと

思いの種を蒔き、行動を刈り獲り行動の種を蒔き、習慣を刈り獲り、習慣の種を蒔いて、成功を刈り獲る。(青木仁志)

自分の価値を高め、それを他者にギブすることで、人から感謝されるようになります。お金儲けからビジネスを考えるのではなく、自分の価値を磨き、他者への貢献を考えるようにすることで、自分の行動を変えられます。

自分だけでなく、他者を喜ばせるために何かを成し遂げようと思えれば、精神的に豊かな存在になれます。思考と行動、習慣を変えることで、仕事に対して前向きに取り組めるようになり、失敗を苦にせず、目標を達成するためにチャレンジを続けられます。結果、他者から感謝され、お金を稼げるようになるのです。他者への貢献からスタートすることで、経済的にも精神的にも豊かになれます。

著者の青木仁志氏は、成功者には強い願望という共通点があると言います。成功する人、すなわち目標を達成できる人とできない人の一番の違いは、強く求めているかどうかの差だと言うのです。

求めるものに対し、進んで代償を先払いしています。願望が強いので、目先の快楽よりも真の願望に突き動かされている。自分の中にある理想のイメージを鮮明に描いているので、それに向かって、まっすぐ思考を管理し、行動を管理することによって、出来事を変化させていくことができるのです。

私の周りの成功者も自分のパーパス・ビジョンを明らかにし、周りの人を上手に巻き込んでいます。強い思いが、世の中に伝染することで、仲間や取引先からの支援を受けられるようになります。そして、何があっても決してあきらめないという共通点があります。強い願望が自分だけでなく、周りの人にも影響を与えるのです。

目標達成に必要な5つのステップ

自分を変えるためには、思考・行動の管理を行うことです。思考と行動を変えることで、やがて出来事が変化します。願望が強ければ強いほど、それを求める思考も強くなります。願望が行動のモチベーションになり、よい習慣を生み出します。

私は15年前に断酒をし、自分の理想のイメージを描きました。このつい願望が、私の人生を変えるトリガーになったのです。酒をやめ、空いた時間を自己投資に使うことで、どんどん願望が叶っていったのです。著者となり、今は社外取締役や顧問、大学の客員教授として、働けるようになりました。

思考を現実化するエネルギーは誰にでも内在しています。そしてこの力を最大限に発揮できるようにすることが、まさに達成力の開発です。

44歳の時に、思考を現実化するエネルギーを自分の中に発見することで、私は行動を変え、悪い習慣を良い習慣に置き換えられるようになったのです。断酒を決めたことで、ダメダメ人生から抜け出すことができました。

「わたしはできる」という自分自身への信頼感を持つこと、自分を信じる力によって、目標は達成できるようになります。酒を飲みたいと思った時も、「わたしなら乗り越えられる」「必ず達成できる」という強い気持ちを持つことで、自分の欲望をコントロールできるようになりました。半年後には完全に酒をやめることに成功し、自分の目標に向かって、スタートできたのです。

著者は自らの願望を成就しようと思ったら、まず、自分で自分の価値を認めることが重要だと述べています。思考を現実化させるための「思考法」「原理原則」「行動技術」を身につけることで、目標を達成できるようになります。

目標を達成するためには、自らの専門分野で卓越した技術を身につけることは必須ですが、それを使いこなす器を鍛えなければ技術も陳腐化してしまいます。時代や環境の変化に適応すること、人から応援されることで、より大きな目標を達成できるようになります。

以下の5つにのステップで、自分を変えることができます。
①人生の土台となる価値観をまず固める
②そのうえに構築するビジョンや将来のあるべき姿を明確にする
③目的を遂げるための目標を設定する
④目標を達成するための計画を立てる
⑤最終的に日々の実践に落とし込み、行動管理をする

自分の価値観を明らかにし、理想の自分を描くことから、人生を変える旅が始まります。目的を決め、その筋道を作り、そのための良い習慣を身につけることで、未来を変えられます。本書の5つのステップを実践することが、成功への近道になると思います。思考と行動を変える重要性に気づける一冊です。



この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
イノベーション習慣化書評生産性向上アイデアクリエイティビティマーケティングライフハック
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました