Unlimited (アンリミテッド) 制限しない生き方 理想の自分に近づく3つのステップ (ジリアン・マイケルズ)の書評

a chalkboard with the word possible written on it

Unlimited (アンリミテッド) 制限しない生き方 理想の自分に近づく3つのステップ
ジリアン・マイケルズ
ディスカヴァー・トゥエンティワン

Unlimited 制限しない生き方 (ジリアン・マイケルズ)要約

小さな勇気ある一歩を繰り返し踏み出すことで、精神力を強化し、自分の殻を破ることができます。このプロセスを通じて、潜在能力を最大限に発揮するためにはリスクを取る必要があるという現実を受け入れることが可能になります。確かに、時には失敗することもありますが、失敗は貴重な教訓を提供します。

常識よりもやりたいことを優先しよう!

正しい心の姿勢と行動パターンを身につければ、どんなことも達成できます。(ジリアン・マイケルズ)

私たちは人生は苦しみの連続だという考え方に支配されているとジリアン・マイケルズは指摘します。私たちがこの世に生まれてきたのは、情熱をはぐくみ、夢を実現し、人生という経験を最大限に活用するためです。幸せや喜びを感じることこそが、人生の真の意味であり目的なのです。

もちろん、人生には困難や苦難が存在します。それは避けられない現実であり、誰もが直面するものです。しかし、それだけが人生の全てではありません。私たちは困難を乗り越え、成長し、自分自身を超えることができると考えることで、苦しみだらけの人生から抜け出せるのです。

私たちは親や教師、社会からの反応はしばしば「人生は甘くない。他の人と同じように耐えて働くべきだ」というアドバイスを受けます。若い人たちや常識人は、この圧力に屈するかもしれませんが、やりたいことがあれば、チャレンジすべきです。

例えば、YouTubeの共同創業者であるチャド・ハーリースティーブ・チェンジョード・カリムは社会の圧力に屈せず、自分たちのやりたいことを追求し、大きな成功を収めました。彼らは会社を約16億5000万ドルでGoogleに売却しました。GoogleやFacebookの創業者もまた、社会の圧力に屈しなかった人々です。

成功した創造的な人々は、高慢な成り上がり者ではなく、好きなことをして成功を収めた人たちであるということです。

私たちがこの世に生きているのは、情熱をはぐくみ、夢を実現し、人生という経験を最大限に活用するためです。ひたすら苦しむために生きているのではなく、何かをなし遂げて、なれる最高の自分になるために生きているのです。 もちろん苦しみは人生の一部ですが、それだけではありません。苦しみの向こうには、喜びがあるのです。

人生には苦しみがつきものですが、それを乗り越えて喜びを見出すことができるのも人間の強さです。苦しみを経験することで、自分自身を成長させ、より良い人生を築くことができます。苦しみと喜びは対立するものではなく、互いに補完し合うものです。苦しみを経験したからこそ、喜びの大切さを実感できるのです。

人生の真の目的は喜びを見出すことであり、苦しみを乗り越えて夢を実現することです。自分の情熱を追い求め、喜びを追い求めることは、私たちが持つ重要な責任です。無知や未知に対する恐れから、自分を古い枠に閉じ込めることは不要です。未来を切り開く可能性を秘めた機会を見逃さないよう、積極的な姿勢を持つことが大切です。苦しみと喜びをバランスよく取り入れながら、自分らしい人生を歩んでいきましょう。

常識やルールを無視して目標を達成することは、単純に尊大な行為とは言えません。確かに、常識やルールは、共同生活を円滑に進めるために存在します。しかし、それらにとらわれず、新たな価値観やアイデアを追求し、目標を達成する人たちも存在します。

彼らは、社会の枠組みを超えて新たな可能性を見出し、その実現に向けて努力を重ねた結果です。 私たちは、自分の望む人生を追求する権利を持っています。それは傲慢や尊大ではなく、むしろ自己成長や社会の発展に繋がるものです。ただし、他人を見下すことや社会のルールを無視することは避けなければなりません。自分の目標を追い求める中で、他人や社会とのバランスを大切にし、お手本となる存在となりましょう。

変化につきものの恐怖を乗り越える方法

結局、無難な人生を送ろうとするばかりで、どん底を経験しないかわりに飛躍することもありません。本当の意味で「生きている」のではなく、たんに「生活している」だけです。しかし、そういう姿勢は間違いです。まずそこから変えていかなければなりません。私たちにとって、夢を持つ能力は最大の才能のーつであり、最大の自由のーつです。誰もあなたから夢を奪うことはできません。

実際には、あまりにも多くの人が夢を持つ能力を失っています。夢を持つ能力こそが、自分らしさを発揮して豊かさを手に入れる原動力になると著者は指摘します。 夢を持つ能力は、自分の進路を決める際にとても重要な要素です。自分の好きなことを追求することで、やりがいを感じ、自己成長を遂げることができます。

自分の能力や適性に合った分野で活躍することで、自信を持ち、成功を手にすることができます。 しかし、多くの人が夢を持つ能力を失っているのはなぜでしょうか。一つには、社会の制約や周囲の意見による影響が考えられます。周りの人々が夢を持つことを否定的に捉えたり、自分自身が夢を追いかけることに対して不安を感じたりすることで、夢を持つ能力を失ってしまうのです。

自分の進路を決める際には、3つの基準を考慮することが大切です。「好きかどうか」「能力があるかどうか」「適性があるかどうか」という基準に照らし合わせながら、広い視野に立って考えることが必要です。自分の好きなことを追求するだけでなく、自分の能力や適性にも目を向けることで、より実現可能な夢を見つけることができます。

新しいことにチャレンジする際には変化がつきものですが、この変化を恐れないようにすべきです。

私たちが恐れていることは無限にあります。なぜなら、変化を恐れると、ありとあらゆることが怖くなるからです。人生に変化はつきものなのに、私たちは現状維持に固執しがちです。変化に抵抗するのは、自分の進歩を妨げることになります。しかし、恐怖を感じるのは自分が変化に向かって進んでいることの証ですから、人生という名の旅の一部にすぎません。

婦人運動家エレノア・ルーズベルトの「怖いと感じることを毎日しなさい」という言葉には、私たちが自分の快適ゾーンを離れ、未知の領域に挑戦する重要性が込められています。そうすることで、無限の可能性に出会えるからです。 自分自身を信じることは、自己成長や新しい発見への道を開きます。

私たちは自分自身の能力や可能性に限界を設けず、自信を持って進むべきです。未知への挑戦はリスクや不安を伴いますが、そこから得られる新しい経験や知識は、人生を豊かにし、成長を促進します。私自身も何度も新しいことに挑戦し、そのたびに恐怖を感じてきましたが、それによって学んだことや得た経験は、今の私にとって大きな財産です。恐れを感じる瞬間にこそ、多くの学びが隠されているのです。

恐怖を乗り越えて突き進むためのもうーつの素晴らしい方法は、「自分が得ることのできる恩恵に注目する」ことです。リスクをとる価値のある結果が得られそうなら、乗り越えられない恐怖はありません。

最悪の事態を想像することは、私たちの不安や恐怖を増幅させるだけでなく、行動を制限してしまいます。それに対して、最高のシナリオを想像することは、私たちの心を前向きにし、未来への希望を持つことができます。 未来は誰にも分からないものです。だからこそ、私たちは最悪の事態に囚われるのではなく、最高のシナリオを信じて行動することが重要です。起こりうる最悪の事態を恐れずに、未知の世界に飛び込んでみましょう。きっとそこには素晴らしい発見や成果が待っているはずです。

未知の領域に勇気を持って挑戦すると、大抵は何らかの恩恵を受けることができます。新しいことにチャレンジすることで、私たちは成長し、自己実現することができます。結果が期待通りでなかったとしても、それは貴重な教訓となり、人生の他の分野での成長に役立ちます。

小さな勇気ある一歩を繰り返し踏み出すことで、精神力を強化し、自分の殻を破ることができます。このプロセスを通じて、潜在能力を最大限に発揮するためにはリスクを取る必要があるという現実を受け入れることが可能になります。確かに、時には失敗することもありますが、失敗は貴重な教訓を提供します。失敗を恐れずに挑戦し続けることが、最終的には成功への道を開く鍵です。


 

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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