メンタルを簡単に鍛える方法 勝つ人のメンタル(大儀見浩介著)の書評

メンタルを強くしたいと、若い時からずっと思ってきました。
弱いメンタルを鍛えられれば、人生の可能性は広がります。
私は読書を通じて、新たなことにチャレンジすることで、以前よりメンタルを強くできました。
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今回、「心も、筋トレと同じ。日々の練習で強くなる!」というキャッチフレーズに惹かれ
勝つ人のメンタル(大儀見浩介著)を購入しました。
著者の大儀見浩介は、サッカー男子・女子日本代表選手をはじめ
多くの一流アスリートを指導してきたメンタルトレーニング・コーチです。
大儀見氏の体験に裏付けされたメンタルトレーニング理論には、とても共感できました。

私たちはまず、自分からやっているという内発的なモチベーションを持たねばなりません。
人からやらされている(外発的動機)ではなく、この内発的動機を育てると
ワクワク感が生まれ、どんどんチャレンジしたくなるのです。
実際、トップアスリートは、この内発的動機づけがうまいとのこと。
まずは、内発的動機を見つけることが、ポイントになります。

内発的やる気が高まってくると、興味や関心がどんどん煽られていきます。もっと高みを追求してみたい・、自分はどこまで到達できるのだろうか。この先、どんなワクワクすることが待っているのだろうと考えるようになります。自分の限界にチャレンジしてみたいからやる。やってみると、さらに課題が見つかり、それを克服すれば、もっと素晴らしい世界に到達できるかもしれないという期待が膨らんで、さらに努力する。そういう好循環が生まれ、実力を一層磨いていくことができるのです。

その際、大事なのが、目標設定です。
自分で自分のゴールを設定しなければ、ワクワク感は生まれません。
今より、ほんのすこし高い目標を設定して
それを叶えることで達成感を得て、自分に自信を持ちましょう!

目標設定には、マジカルナンバー7±2を活用すると良さそうです。
ハーバード大学のジョージ・ミラーが考え出したメソッドですが
人間が一度に覚えられることは、7に2を±した5から9個だというのです。
大儀見氏はこれを応用することで、夢が実現できると書いています。
マンダラチャートのセンターに、夢と書き
その周りの8つのマスに具体的な結果目標を書いていきます。
その外側のマンダラチャートに
それを実現するためのタスクを書き入れることで
やるべきことが、次々と頭に浮かび始めます。
これで、ワクワクしながら自分の目標(やりたいこと)を明確にできるのです。

私は、普段は、ビジョンボードを使って、目標設定をしていますが
このマンダラチャートを使うと、連想がしやすくなりそうです。

また、朝の時間を上手に使うことで、メンタルを強くできると大儀見氏は言います。
朝起きたら、体を思いっきり伸ばし
ストレッチングをするなど体を動かし、目を覚ますのです。
カーテンを勢いよく開いて、朝日を浴びて
心地よさをデザインするのもよいでしょう。
今日も気持ちの良い朝を迎えられたと感謝し
素晴らしい一日をスタートできたと思い込むのです。
思い込みの効果(プラシーボ効果)は絶大ですから
これを、自分の生活に積極的に取り入れてみましょう。

イチロー選手のバッターボックス前の儀式のように
成功するための習慣を持つのも効果があります。
儀式を作ることで、それが良い習慣となり、潜在意識に刷り込まれます。
これで、自然と成功体験がよみがえり、集中力を高められるようになるのです。
このパーフォマンス・ルーティンを作りだせれば
集中力を味方につけ、成功の確率もアップでいるのです。
私の場合は、朝起きたらすぐに、鏡の前で笑顔を作り
「今日もやるぞ!」と自分に声がけしています。
朝から笑顔になることで、気持ちがハッピーになり、元気になれるのです。

メンタルを鍛えことは難しいと考えずに
本書に書かれていることを、ひとつひとつ実践したいと思います。
メンタルトレーニングのコツが、わかりやすく書かれているのもよいですね!

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

   

photo credit: via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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