肥満症の場合、種類を問わずにあらゆるがんを対象にすると、発がん率は約50%高まります。肝臓がんなど特定のがんに限定すると、発がんリスクは最高で450%高まります。ここから浮かび上がるのは、長期的な発がんリスクを最小化するうえで、正常な体重維持が最も効果的かもしれないということです。(トム・ラス)
今月号のMac Fanにも書評を書かせていだきました。
大好きなトム・ラスの座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣を取り上げました。
健康になりたいビジネスマンの方にはおすすめの一冊です。
以下、連載に書かなかったことを中心に、トム・ラスの座らない!の書評を書きます。
最近、私は食事が脳に与える影響について考えていますが
加工食品中心の食事では、集中力が保てません。
アメリカや日本の食事は、ファストフードやコンビニ食にシフトし
かつての食事とは全く異なる工業製品になっています。
野菜や海藻、豆類などナチュラルなモノを食べるのか?
あるいは、コンビニなどの弁当やカップラーメンを食べるのか?
これを日々選択するのは自分自身なのです。
もし、頭がすっきりしなかったり、集中力がないのなら
自分が食べているモノを疑いましょう?
「あなたは半年前に食べたものでできている。」とも言われていますが
今、体の調子が悪のなら、過去の食事が良くなかった可能性が高いのです。
現代社会では多くの食物が工業製品になり、長持ちします。
化学的改良がされている食品は、なるべく食べるのをやめて
消費期限が短いものを食べましょう。
数日毎に買い物に行かなければならなくなりそうですが
良いモノを探すために買い物を歩いてすれば、運動量を増やすこともできます。
また、野菜を最初にたべるなど、健康に良いものをアンカーにするとよいと言います。
食べなければいけないものを最初に摂取しましょう。
アンカーになった食べ物の摂取量は50%アップすると言います。
料理が目の前に運ばれてきたら、最も健康的な食べ物を選んで
最初に食べることを習慣にしましょう。
食事前に大きなグラスの水を一杯飲むだけでも
体重を大幅に落とせるという研究結果もあります。
また、体重を落とすことでガンも抑制できるそうです。
肥満こそ「正真正銘のがん増殖器」だというのです。
体重が増え、肥満になると体内が慢性的に炎症状態を起こします。
これががんの発生、転移を容易にしてしまうのです。
がん細胞の成長、移転を避けるための食べ物リストを本書から引用します。
リンゴ、アーティチョーク、ブリーベリー、チンゲン菜、ブロコッリー、緑茶、ケール
レモン、マッシュルーム、ラズベリー、赤ぶどう、赤ワイン、サーモン、イチゴ、トマト
シナモン、ニンニク、ナツメグ、パセリ、ウコンなど
正しい食べ物を選んで、発がんリスクを下げることを意識しましょう。
食生活の改善によって、がん細胞を死滅させるのです。
トム・ラスは座らない!で、食事(EAT)、睡眠(SLEEP)、運動(MOVE)のバランスを図ることで
ビジネスマンの生産性を高められると言っています。
自分のために、自分の健康を日々意識することが、現代のビジネスマンには必要なのです。
日々の選択、食べること、運動、睡眠をどうするかを絶えず自問しましょう。
嫌なことがあった時には、ぐっすり眠るとストレスが減らせるなどアドバイスも豊富です。
食事の改善だけでなく、ストレスを減らしたい人にも、オススメの一冊です。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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