研究の秘訣は本や資料の読み方にあると思う。
これはと思う本や資料をじっくりと読む。 そして重要だと思うところにはアンダーラインを引いておく。 さらに気がついたこと、疑問などがあったら、欄外に手書きでよいのでメモをしておく。 1冊読み終われば、 今度はそのアンダーラインをした内容や自分の書いたメモを、 シングルスペース (つまり行間を空けないでという意味)でタイプする。それで立派なメモができる。そうした作業を続けていくと、何冊も本を読めばそれに応じてメモも増えていく。ある程度メモが増えたら、今度は自分の書いたメモにアンダ ーラインをつけながら読んでいく。気がついたこと、 疑問に思ったことがあれば、それを欄外に書いておく。 そうしたら今度は、メモについたアンダーラインやコメントでまたメモができる。つまりメモのメモ (memo on memo)だ。こうした作業を続けるとメモは相当な分量になり 、それに応じてメモのメモも増える。メモのメモを読んで、メモのメモのメモ (memo on memo)もできてくる。この頃になれば1冊の本ができ上がる準備が完了する 。(チャールズ・キンドルバーガー)
有名な経済学者のチャールズ・キンドルバーガーの読書術が
東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと(伊藤元重著)で
紹介されていましたが、これは素晴らしいと思います。
読書とは、多読を心がけることと、スローリーディングだと
加藤周一氏の名著、読書術で紹介されていますが
少し難しい本を、じっくり読むと自分を成長させられます。
読書メモをとるのが、よい手法だと多くの本で紹介されています。
私も読みながら気になったところをタイプして
Evernoteに保存したり、自分宛にメールをし
そのメモを組み合わせながら、日々このブログを更新しています。
チャールズ・キンドルバーガーのmemo on memoにあたるのが
私にとってはこのブログなのです。
以前は1日1本の更新でしたが
最近では日に3本を目標にしています。
多読した本や、スローリーディングした本、再読している本などを
日々更新し、私の読書記録を残すようにしています。
これだけのアウトプットのためには、インプットも欠かせません。
隙間時間や移動時間の多くを
読書とアウトプット(ブログ)のための準備に費やしています。
時間があれば、読み書きしている感じなのです。
この私の習慣に興味を持った編集者の香月さんと話しているうちに
私が影響を受けた人たちの読書術を書籍にまとめることにしました。
まずは、気になった読書術を名言とともにこのブログで書き始め
いろいろな視点で、記事を増やしていきました。
それを編集者の視点で再構成していただき
出来上がったのが、人生を変えるための読書術なのです。
冒頭のキンドルバーガーが書いているような出版
(読書メモを書き続けているうちに本が完成する)が
こんな私にもできたのです。
読書術をテーマに書いているうちに完成した本書は
私にとっても新しいチャレンジでした。
書いて、書いて、書きまくれば
出版すら簡単にできる時代になってきたのです。
未来は書くことで、変えられるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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