あなたは睡眠中に精神的な充電をしているのです。適当な睡眠は、人生の喜びのためにも活力のためにも、欠くべからざるものです。(ジョセフ・マーフィー)
睡眠と寿命の関係について知れば知るほど、良い睡眠をとりたくなります。
リチャード・ワイズマン博士のよく眠るための科学が教える10の秘密には
睡眠に関する研究結果が数多く紹介されています。
睡眠不足は、うつ病、肥満、健康障害、糖尿病、
なんと言語能力の低下や老化を早めてしまうこともわかってきました。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンメディカル・スクールの研究者ジェーン・フェリーは、五千人以上の中年参加者を集め、5年がかりでその暮らしぶりと精神状態を調べた。一回目は1990年代後半におこなわれ、参加者全員が毎晩の平均睡眠時間を答えた。その5年後に、同じ参加者が自分の睡眠時間を答え、記憶力、言語能力、論理的思考力を調べるテストを受けた。するとひと晩の睡眠時間が6時間以下、あるいは8時間以上の参加者は、テスト結果が良くなかった。そして睡眠不足状態が5年以上続いた人は、論理的思考能力と言語能力がとりわけ低下した。(リチャード・ワイズマン)
睡眠不足状態が5年以上続くと、精神状態が危なくなるという研究結果を読んで
私は、自分の睡眠を見直すことにしました。
睡眠不足は、我々中年にとっては、危険極まりないのです。
睡眠が減ると事故を起こす可能性が高まるなど、リスクが高まります。
また、論理的に考えられなくなるなど、脳にも悪影響を及ぼすのです。
一般に、情報を記憶する能力やとっさの判断力は年齢とともに衰える。専門家はこの調査結果にもとづいて、中年以上の人は、ひと晩の睡眠時間が6時間以下、あるいは8時間以上だと、脳の力がおよそ7歳老化すると推定した。睡眠不足は教育効果をさまたげ、ビジネスに何千億ドルもの損失をあたえ、私たちの脳の老化を早める。しかも最悪な場合は命まで奪いかねないのだ。
また、睡眠不足だけでなく、寝すぎるのもよくありまあせん。
1日に8時間程度の適正な睡眠が、私たちには必要なのです。
それよりも短時間、あるいは長時間の睡眠は、脳の老化を早めてしまいます。
睡眠不足によって、働き世代の生産性が下がることは大きな損失ですから
一人一人が睡眠に注意を払うだけでなく、よく眠るための啓蒙活動も必要なのです。
1989年代なかばに、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者グループが、1万人以上のイギリス人を対象に、睡眠パターンと平均寿命の関係を20年間にわたって調べた。その調査結果が2007年に発表され、睡眠時間が平均より2時間少なかった参加者は、死亡率が二倍高いことがわかった。べつの研究者グループが百万人以上のアメリカ人を対象におこなった同様な調査では、平均睡眠時間が七時間以下の人は、早死にする傾向が強いという結果が出た。
睡眠時間を減らすと、死亡リスクが高まります。
私の睡眠時間は平均よりも相当少ない5時間程度なので、注意が必要なのです。
先週から睡眠に注意を払うようになり、夜は早く眠ることを心がけています。
この数日間は寝る前に、iPhoneを見ないようにしたり
遅い食事をやめるなど、良質な睡眠を取るための努力を続けています。
人生において、三分の一を占める眠る時間を尊敬しなくちゃいけない。(五木寛之)
ショートスリーパーは、自分の命を削っているようなものなのです。
特に、40代を超えたら、しっかりと睡眠をとったほうが良さそうです。
本書のおかげで、睡眠不足が心身に多大な影響を与えることを理解できるようになり
睡眠の改善に本気で取り組み始めました。
コメント