類人猿ルーシーを見習って、脳と身体を健康にしよう!

それにしても、私ども都会人は、ルーシーと比べていかに歩かなくなったことか。アフリカ大陸で食べ物を探して歩いていたルーシーは、「毎日がウォーキング」でした。栄養不足に悩むことはあっても、運動不足に悩むことはありませんでした。糖尿病やメタボリック・シンドロームなども無縁。(井原裕)

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PDFA習慣術の徳本昌大です。
精神科医の井原裕氏のうつの常識、じつは非常識書評ブログを続けます。
うつ病を治すための最適な方法は良質な睡眠だというのが著者伊原氏の主張です。
そのために、規則正しい生活習慣と睡眠を促すための適度の運動が欠かせません。

318年万前の類人猿のルーシーのDNAを脈々と受け継いでる私たちは
アフリカの大地で彼女が送っていた生活を送るべきかもしれません。
ルーシーは、エチオピア北東部で発見された318万年前の化石人骨の名前ですが
彼女のひざ関節から人と同じ直立歩行をしていたことがわかっています。
ちなみにルーシーという名前は、見つかった時に
BeatlesのLucy In the sky with diamondsが
テープレーコーダで何度も流れていたことがキッカケになったそうです。

本来であれば、私たちもルーシーと同じように
日の出とともに起き、日の入りとともに寝るのが理想ですが
現代人の私たちがそれをやろうとしても無理な注文です。
井原氏はせめて1日7時間睡眠・週50時間の睡眠を
心がけるべきだと言っています。
そして、その睡眠がうつを防いでくれるのです。

ホワイトカラーの方から眠れないという話をよくききますが
精神的な疲労ばかりではなく肉体的な疲労によって、眠れるようになります。
今こそ私たちは、適度な運動を心がけるべきなのです。

「活動なくして睡眠なし、疲れなくして眠りなし 」。つまり、17時間をどう過ごし、どう疲労するかが問われます。必要なのは肉体疲労です。精神疲労ではありません。ここに都会人にとって難関があります。都市の主役たちは、工業製品を作るブルーカ ーワーカーより、むしろ知的価値を創るホワイトカラーワーカー。肉体の疲労より、精神の疲労にこそ、悩んでいる人たちです。精神的に疲れている人に 、さらに 「肉体を疲れさせよ」などと追い打ちをかけると、「何と残酷な」とお思いかもしれません。しかし、精神が疲れているからこそ、良好な睡眠が必要で、良好な睡眠のためには、適度な肉体疲労が必要です。それなくしては、精神の疲労は、解消されません。

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実は、私たちは日常生活の中で、すぐに運動ができるのです。
それを類人猿のルーシーが教えてくれています。
車や電車に乗る時間を減らして、ルーシーのように直立歩行の時間を増やせばよいのです。

困ったときは、318万年前の猿人ルーシーに学ぶのが一番です。彼女はどうしていたのでしょうか。彼女は二本の後肢で立ち上がり、肢先を支点にし、腰を回転させて、左右の後肢を交互に使って前進する方法を編み出しました。これが直立歩行です。以来、ヒトは、長時間、直立姿勢を維持し、下肢を安定させつつ大股で歩くことを可能ならしめるために、大腿 、体幹の筋を発達させ、前肢 (上肢)を短く、後肢 (下肢)を長くしてきました。私どもの身体は、ルーシー以来の300万年の進化の過程を経て、直立歩行に適した体型になっています。直立歩行に必要な筋肉を大きくし、そこで大きな酸素・ブドウ糖消費が行われています。大きな筋肉をある程度使って、相応のブドウ糖消費を行わせて初めて健康を維持できるような身体になっているのです。

歩くことで、私たちはブドウ糖の消費もでき、健康体を取り戻せます。
また、最近の研究で脳を活性化できることもわかってきました!
この記事を書きながら、ジョン・J・レイティ&エリック ヘイガーマン
脳を鍛えるには運動しかないを思い出しました。

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脳の機能は運動、歩行によって強化されます!
脳を鍛えるには運動しかない! から以下引用します。

実際のところ脳は筋肉と同じで、使えば育つし、使わなければ萎縮してしまう。脳の神経細胞は、枝先の 「葉」を通じて互いに結びついている。運動をすると、これらの枝が生長し、新しい芽がたくさん出てきて、脳の機能がその根元から強化される。ジョン J. レイティ、エリック ヘイガーマン

定期的に運動することで、私たちはストレスにも強くなります。 
有酸素運動を習慣化することで、体も疲れ、眠れるようになります。
私たちは運動によって、睡眠が取れるようになり、その結果うつも防げるのです。
人間が類人猿だった頃には、歩き回ることで
脳を鍛えると同時にカロリーを消費していました。
ルーシーの時代には、糖尿病などの生活習慣病はなかったのです。
心と身体の病を遠ざけるために、今こそ私たちはルーシーを見習ったほうがよさそうです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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