ここ最近つくづく考えるのは、仕事とは、たくさんこなしたり、スピードアップさせたり、追いかけたりするものではなく、日々、質を高く、楽しく、無理をせず続けられる自分なりのフォームをつくる。そして、世間一般的な、こうであるべきという理想を追うのではなく、自分が自分らしく仕事をするための働き方を、それぞれが工夫し、発見し、環境においての調和を図りながら、磨いていくことが大切であるということです。(松浦弥太郎)
50歳を過ぎたころから、私の仕事への思いが大き変わり始めました。
以前はたくさんの仕事を忙しくこなすことが、自分流だと考えていましたが
最近では、仕事でワクワクすることがキーワードになってきました。
自分のやりたいこと、おつきあいしたい人と
ワクワクな仕事ができたらよいなと思いながら、最近では働くようにしています。
一緒にワクワクできる仲間と世の中に貢献することが
私の仕事の位置付けになってきたのです。
この思考の変化が私の仕事にもよい影響を与えてくれています。
そんな時に手に取ったのが、本書松浦弥太郎氏の考え方のコツです。
元暮しの手帖の編集長の松浦氏は、文筆家として活動するだけでなく
書店COWBOOKSの経営など様々なワクワクをを仕事にしています。
昨年からはクックパッドに転職し、活躍の舞台を広げ
くらしのきほんという新しいメディアもスタートしています。
50代の同世代の松浦氏のチャレンジを見ることで
まだまだ私もワクワクな仕事を楽しめるはずだと、気持ちを新たにできました。
本書考え方のコツを読むと、そんな松浦氏の思考術や時間術を学べます。
考え方のコツ [ 松浦弥太郎 ] |
常に前向きで未来志向であることはとても大切で、社会の発展のために寄与することが仕事の最大の目的であると僕は思っています。そのために、知ることよりもはるかに難しい、考えるということを自分自身の新しい学びとして捉えていく。
良い仕事をするためには、社会に対するこだわりがないと始まりません。
松浦氏は、未来思考と貢献をキーワードに仕事をすべきだと発言していますが
このメッセージは私の考え方にも近く、とても共感を覚えました。
また、本を読んで知識を得るだけでは、仕事をよくすることはできません。
他者のアイデアをいくら追求しても、自分らしい仕事にはならないのです。
世の中に貢献するために、自分に何ができるのかを徹底的に考え
それを行動に移さないと、自分の未来は切り拓けません。
「なんでも知っている人ではなく、なんでも考える人になる」ことで
私たちはアイデアの発明家になれます。
自分らしい人生を生きるためにも、この考えるという工程が外せません。
自分自身のビジョンを作らない限り、人生を楽しむことはできないのです。
ビジョンを作り、ゴールを設定することで
ようやく私たちは、夢実現のためのスタートラインに立てるのです。
そのために、松浦氏は積極的に考える時間を持つべきだといいます。
ながらではなく、考えるための時間を確保したり、考えるための環境を用意しましょう。
考える習慣とは、思考の時間を確保することです。純粋に、考えるためだけの時間です。人によって仕事は違い、いろいろなタスクがあります。考える内容もそれぞれでしょう。それでも、考える時間が不要な仕事はありません。僕は最低でも一日一一回、思考の時間をスケジュールに組み込んでいます。
私も早朝と就寝前に考える時間を持つことで
本当にやりたいことが見えてきて、いくつかのビジネスをスタートできました。
日々、自分と対話する時間を作れば、未来を変えることができるのです。
また、自分らしいアイデアを出すためには、他者思考をやめることが大事です。
年齢を重ねると、いろいろな情報や体験が蓄積されてしまい
新しいことを考える際のネックになります。
知っていることを捨てる!検索をしない!などのルールを持つと
確かにアイデアの質も高まり、幅も広がりそうです。
松浦氏がいうように「知らないことは素晴らしい」と捉え
自分をまっさらにして、アイデアを考えたくなりました!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
私の好きな本と私の著書を以下にピックアップしています。
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ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
photo credit: Alen Djuderija Photography Hmmm let me think about that via photopin (license)
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