不器用な人は、「自分は不器用だから、出世も期待できないし、ステキな恋人を作るのも不可能、夢を叶えるなんて、とても無理だろう」と諦めがちです。でも、本当にそうでしょうか?禅語には「漸修漸悟」(ぜんしゅうぜんご)と「頓修頓悟」(とんしゅうとんご)という2つの言葉があります。前者は、物事の理解が速く、なんでも器用にこなすが、少しずつしか進歩しないタイプの人。後者は、不器用ですが、あるとき急に進歩するタイプの人を指します。(植西聰)
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「漸修漸悟」(ぜんしゅうぜんご)と「頓修頓悟」(とんしゅうとんご)
禅語には「漸修漸悟」ぜんしゅうぜんご)と
「頓修頓悟」(とんしゅうとんご」という2つの言葉があります。
前者は、物事の理解がとてもスピーディで
何でも器用にこなすタイプの人たちです。
彼らは理解が早いので、あまり努力をしないため
途中から伸び悩む傾向があります。
後者は、不器用で、失敗が多い人ですが
コツコツと日々努力することで、あるとき急に進歩するタイプの人です。
この言葉を読みながら、人生について考えてみました。
器用で学ぶのが上手い人は、最初に結果を残しますが
努力を怠るために成長が止まります。
一方不器用な人は、うまく物事が進まないために
なかなか自信を得ることができません。
ここで多くの人はあきらめてしまいますが
一部の人はコツコツと努力を重ねます。
途中であきらめなければ、何かしらの結果が残せるのです。
「いいこと」がいっぱい起こる!禅の言葉 [ 植西聡 ] |
「頓修頓悟」型の人を目指そう!
禅の世界では、「頓修頓悟」型の不器用なタイプのほうが
後々大きな成功を収められると考えます。
植西氏はあえてゆっくり学べと言っています。
そのため、わざわざ「あまり速く物事を習得してはいけない。じっくりと時間をかけて習得しなさい」と教えるほどなのです。器用な人というのは、覚えるのは速いのですが、同時に忘れるものまた速いものです。一方、不器用な人は、学ぶのには時間がかかりますが、一度身につけたものを、深い教養として心に蓄えることができます。覚えてしまえばそつなくこなせますし、ミスから学び、深い理解を導きます。
最初から完璧な人などいません。
不器用でも、あきらめずにしっかりと続ければ
成功すると言う禅の教えを覚えておけば
途中で投げ出すこともなくなるはずです。
もしも、あなたにやりたいことがあるのなら
失敗を重ねても、それをあきらめないことが肝心です。
「頓修頓悟」型の人間を目指して
10年後のワクワクな自分を夢見て、行動を続ければよいのです。
まとめ
不器用だからと、自分の夢をあきらめるのはとてももったいないことです。
禅の気長に努力していこうと言うマインドを持って
自分の夢をじっくりと叶えていきましょう!
不器用も考え方を変えれば、長所になります。
つらくなった時には「頓修頓悟」と言う禅語を思い出しましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
参考書籍 植西聰氏の「いいこと」がいっぱい起こる!禅の言葉
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