私は自分の生活を変えようとあれこれ試しては、いつも失敗していました。最初の小さな習慣を始めたのは偶然からでしたが、自分で起こしたその変化が長続きしていると気づいたとき、それまで頼っていた方法がどれも間違いだったとわかりました。(スティーヴン・ガイズ)
小さな習慣からスタートする!
人は何かを始める時に100%を目指しがちですが、これだと失敗した時に長続きしません。何事も完壁に行おうとするとちょっと失敗でモチベーションが下がり、新たしい行動をやめてしまいます。完璧を目指すのではなく、今日できること、小さなことを大切にすることが、習慣化の基本です。
大きな目標を設定すると何か起こった時に、そのアクションを続けられなくなります。 私は脳を活性化するために、毎日1万歩、歩くことを習慣にしようと決めました。その際、同時に最低期限クリアしたい小さな目標もつくっておきます。とにかく少しの距離でもよいので自分のために歩くことを決め、それができればよしとするのです。天候や体調が悪い時には、散歩ができないこともあります。特に大雨が降った時などは外を散歩するのが嫌になります。1万歩の目標を達成できなくとも、距離を短くしてもよいので、散歩をやめないことです。外を散歩するが嫌だなと思ったら、オフィスの中や駅の地下街、本屋の中を歩き回ればよいのです。時間がないときは、5分でも10分でもよいので歩くことを意識します。
今日、少しでも歩いておき、習慣をやめないようにするのです。翌日はしっかり1万歩歩き、自分を納得させ、習慣を途切れないようにしましょう。今日できなくても、明日はいつもと同じように行動すればよいのです。できなかったからと言って自分を責めずに、大切な習慣をやめないようにすべきです。大きな目標だけでなく、小さな目標 (達成可能なこと)をつくり、最低限それを続けるようにすると、散歩をやめずにすみます。
私の場合は脳の活性化のために歩いているので、時間があればとにかく歩くようにしています。仕事をしている時でも1時間に1回は立ち上がり、オフィスの中を歩き回っています。一駅前で降りて歩いたり、わざと遠回りすることで、ほぼ毎日1万歩歩けるようになりました。歩くことを当たり前にすれば、3週間もすれば、新しい習慣が身につきます。あとは完璧を目指さずに、小さな習慣だけは絶対にやめないことです。
小さな習慣 [ スティーヴン・ガイズ ] |
大きな目標ではなく、日々の行動が大事!
「毎日1万歩歩く」と宣言することは簡単ですが、これを実践しなければ意味がありません。目標がどれほど大きくても、何もしなければ自分を変えられません。逆に、行動が伴わなければ、自信を失ったり、自分を責めてしまいます。小さな目標をつくっておけば、それをやるたびに自信を得られ、自己肯定感が高まります。私はApple Watchを使用していますが、1日に何度か歩数をチェックすることで、歩くことを意識するようになりました。小さな歩数を積み重ねるようになり、ほぼ毎日1万歩の目標を達成できるようになったのです。
人はつねに自分の評価を高めに設定するという調査結果があります。自分には甘いため、自分がたてた目標を実行できると考えますが、目標が大きすぎると、長続きできません。大きな目標を掲げることは重要ですが、いきなりそれを完璧にこなせませんから、途中で嫌になり、習慣化に失敗してしまうのです。自分の能力を過大評価せずに、小さな目標も同時につくり、それを日々クリアにしていくのです。スティーヴン・ガイズの小さな習慣のアイデアを取り入れることで、新しい行動を自分ごと化できるようになります。
1、何かを少しだけでもするほうが、(数学的な意味でも実際にも)。 何もしないよりずっと価値は大きい。
2、毎日少しずつするほうが、1日にたくさんするより大きな変化をもたらす。
毎日少しずつ続ける小さな習慣が、あなたを変えてくれます。小さな行動に積み重ねが、一生の習慣を生み出し、人生をよりよくしてくれます。小さな目標をバカにせず、それを日々続けるようにしましょう!
まとめ
何かを始めたければ、大きな目標だけでなく、小さな目標を設定し、日々それをクリアしていきましょう。この小さな行動を習慣にすることで、次の行動が楽になり、いつの間にか大きな目標も習慣化できるようになります。習慣化の第一歩は完璧を目指さずに、小さな目標を達成することなのです。
参考図書 スティーヴン・ガイズの小さな習慣
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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