書評 東松寛文氏の人生の中心が仕事から自分に変わる! 休み方改革

週末をどうやって過のすと最高に楽しいかを考え、「休み方」を自分で決められるようになると、変化が生まれてきます。(東松寛文)

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休み方を改革すると豊かな人生を送れるようになる?

リーマントラベラーとして活躍する東松寛文氏の新刊人生の中心が仕事から自分に変わる! 休み方改革がリリースされたので、今日は本書を紹介します。働き方改革が巷で話題になってますが、著者の東松氏は休み方にフォーカスすることで、結果、働き方は変わると述べています。まずは、自分のやりたいことにフォーカスし、休み方を変えることから始めてみましょう。

実際、著者は週末に世界一周するうちに自分の生産性を高めることに成功します。目の前の重要な仕事を短時間で終わらせることで、週末にリッチな時間を過ごせるようになりました。そのノウハウが本書に凝縮されていますので、タイムマネージメントに悩んでいる方にもおすすめできます。(参考記事 東松寛文氏の「サラリーマン2.0 週末だけで世界一周」

それまでは「会社のため」に体力回復やリフレッシュに充てていた週末が、「自分のため」にやりたいことを実現する週末に変わり、体性をもって、週末を過ごすようになったのです。 自分で決めて主体性をもって休むからこそ、楽しさも倍増することに気がつき、人生が楽しくなりました。

多くのビジネスパーソンは、休日を休息のために使っているはずです。疲れた体を癒すのもありですが、マインドセットを変えてみると豊かな時間を過ごせます。平日を「会社のため」に使いすぎると、週末が使いものにならなくなります。

自分のやりたいことを週末にやるようにすると、平日の過ごし方が変わります。自分の週末を作るために、主体性をもって働くからことで、モチベーションが高まります。人生に主体性を取り戻すことで、生き方が変わるのです。

著者はリーマントラベラーとして、休み方改革を続けた結果、「自分で決める」ことができるようになりました。 主体性をもって過ごすからこそ、過ごす時間もどんどん濃密になっていき、幸せな時間が増えるという効果を実感できたのです。私も数年前にサラリーマンをやめ独立しましたが、やりたいことを仕事にすることで、自分の主体性を取り戻せました。自分らしく生きることで、著者が言うように幸福度もアップしました。

 

自己決定が幸福を左右する?

幸福感を決定する要因としては、健康、人間関係に次ぐ変数としては、所得、学歴よりも自己決定が強い影響を与えることが分かった。(西村和雄と八木匡)

 京都大学の西村和雄名誉教授と同志社大学の八木匡教授は、幸福に自己決定が影響していることを明らかにしました。 所得や学歴よりも、自分で決めることのほうが、幸福感を左右する要因であることがわかったのです。

自分で人生の選択をすることで、行動へのモチベーションが高まります。実際に行動することで、満足度も高まるのです。やりたいことを自分で決め、それを続けることで、人は幸せな気持ちになれるのです。

また、休日を自分らしく過ごすと会社以外のネットワークを作れます。休日だけでなく、アフターファイブを活用し、第3の場所(サードプレイス)をつくることで、人生をより豊かなものにできます。仕事だけの人生であれば、職場の人間関係が人生の満足度に直結してしまいます。嫌いな上司や苦手な取引先との時間だけであれば、ストレスが溜まり、逃げ場がなくなります。

東松氏は主体性のある時間があれば、人間関係に苦しまなくなると述べています。

休み方改革で仕事以外の軸をもっておくと、会社から帰りさえすれば、自分が没頭できる「休み方」が待っているので、そちらに没頭することで嫌な上司を忘れることができます。 そうやって、自分の居場所を会社以外にももつことで、心のバランスを保ちやすくなるのです。それができれば、嫌いな上司にももっと優しくすることができたり、割り切って接したりすることができるようになります。

会社以外の軸、サードプレイスに所属することで、自分の強みも見出せます。会社以外のメンバーと過ごすことで、自分の新たな価値を教えてもらえます。プライベートで好きなことを続けるうちに、自分のアセットも強化できます。周りの人といろいろな話をすることで、コミュニケーション力もアップします。この知識と経験が会社の仕事にも良い影響を与え、自分のパフォーマンスを高めてくれるのです。

まとめ

休み方を改革し、自分の主体性を取り戻すことで、仕事の効率も上がり、幸福度も高まることがわかっています。主体性をもって過ごすことで、過ごす時間がどんどん濃密になっていき、幸せな時間が増えるのです。まずは、自分のやりたいことを決め、休日の過ごし方を変えることから初めてみましょう。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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