書評 小原聖誉氏の凡人起業 35歳で会社創業、3年後にイグジットしたぼくの方法。

起業してみてわかったのは、「凡人には凡人なりの起業の仕方、戦い方がある」ということでした。スタートアップ中は暗中模索ですから、そんなことを考えている余裕はありません。しかし、起業し、その会社を売却した今、振り返ってみると、凡人なりの起業を体系化できることに気がついたのです。凡人とは「何もできない人」ではありません。自分が秀でていることはあまりない、と自覚している謙虚な人でもあります。ぼくは、「無知の知」こそ、起業で大事なことだと思っています。(小原聖誉)


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凡人が起業で成功する方法

小原聖誉氏の凡人起業 35歳で会社創業、3年後にイグジットしたぼくの方法。を読了しました。初めて起業する人は、小原氏の考え方を見習うとよいと思います。起業=意識が高い人がやるすごいことというイメージが日本にはありますが、私のような凡人にも起業は可能です。小原氏の方法を真似ることで、起業時の課題を解決でき、スムーズに事業をスタートできます。

著者は自分のことを信用せずに、起業の仕組みをつくるとよいと述べています。

凡人起業では、自分のことを信用せず、仕組みで解決していくことが大切なのです。自分を凡人だと自覚しているのなら、「無知の知」だと前向きにとらえて、自らを律するための仕組みをつくってしまうほうがいい。

凡人が起業するなら、失敗する確率を少しでも落とさなければなりません。成功する確率を上げるよりは、失敗しない要素を集めて、負け組にならない仕組みを積み上げていくのです。失敗しないために、自分が価値を提供できる業界の情報収集をまずはすべきです。著者は情報を入手すると市場二ーズが見え、リスクの許容範囲がわかるようになります。

成功を狙うのは、経験を積んでからにしたほうがいいでしょう。自分を凡人だと思ったら、失敗確率を落とす仕組みをつくることです。

仕組みを作り、コツコツ毎日やることで、周りの人から信用されるようになります。評判が高まると取引の依頼も増え、業務提携や投資の話もきます。

情報収集、情報発信を続けることで、その道のプロフェッショナルになれます。たとえ、会社員であっても「どこかの領域のプロ、専門家」になれれば、社外からのオファーがもらえます。情報発信をスタートし、半年もそれを継続すれば、普通のサラリーマンとは異なる存在になれ、副業の依頼がくるようになります。そこから起業をスタートしてもよいかもしれません。私もSNSでの情報発信⇨出版⇨独立と言うプロセスをとることで、起業のリスクを減らすことができました。

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起業前から情報発信をしたほうが良い理由

起業するなら、労働報酬=拘束時間への報酬ではなく、あくまで成果報酬だというマインドが必要です。成果報酬だと割り切ると、成果を出すには何をすればいいのかという、すごくシンプルな考え方になっていきます。

成果をだすことをゴールだと考えれば、そのための方法を考えればよいのです。もっとも重要なことにフォーカスし、結果を出すことに集中するのことが起業家には求められます。

「起業は、自分がよりよく生きていくことをめざすためにするものだ」と著者は言います。主体的に企業することを決めれば、たとえ失敗しても悔いは残りません。自分の提供できる価値を明確にし、そこにアセットを集中し、顧客からのフィードバックを得るうちに事業はうまくいくようになります。自分の強みは何かを問いかけ、その分野の情報発信を行うとよいことが引き寄せられてきます。

著者は以下の3つのステップを意識することで、事業は軌道に乗ると述べています。
1、事業の設計、日々の運営、営業資料、フェイスブックでの情報発信などすべての活動の起点、社内外のメッセージの起点を「市場」「相手」「客観性」にすることで”信者”をつくる
2、戦うべき市場を決めたら、その市場のプロとなると決め、メッセージを発信する
・「ドローンだったら○○さん、VRなら××さん」のようになる
・メッセージを発信するところに情報が集まる
・大企業は情報発信が苦手。スタートアップの強みを活かす
3、シェアを意識し、トップシェアを獲得するリアクションを取る。
・大企業が集客してくれるなら提携もあり。
・社内では、売上利益よりも市場シエアを本質的なKPI(重要業績評価指標)とする

著者の以下の凡人企業ドリブン・12のスキルを参考にすると成功の確率を高められそうです。

起業前から、自分のやりたいことを決め、情報発信を続けることは本当に重要です。私も独立する前に、ソーシャルメディアやiPhoneのビジネス活用についての記事をソーシャルメディアに書き始めました。その結果、著者になれ、多くの経営者やコンサルタントと知り合うことができました。人脈を強化し、そこに自分の価値を提供するうちに仕事のオファーをもらえるようになったのです。

私はサラリーマンの時からパーソナルブランディングを始めたことで、スムーズに独立することができました。メッセージを発信すること、ギバーになることは起業前からできますから、自分の強みを磨くことを怠らないようにしましょう。

人口減少が続く中、日本のGDPを維持するためには、一人一人の生産性を高めるしかありません。「起業を民主化」し、多くの人が事業を成功させることで、日本全体の生産性が上がります。凡人起業家を増やすことで、
日本の未来は明るくなるのです。一人でも多くの人に本書を読んでもらえればと思い、今日は本書を取り上げました。

まとめ

起業するリスクは一般に考えられているより格段に低いのですが、そのやりかたを多くの人は知りません。本書を読むことで、失敗しない起業の仕組みづくりを学べます。自分の提供できる価値を棚卸しし、情報発信を開始しましょう。ここから新たなつながりが生まれ、スムーズに起業できるようになります。凡人の企業には準備が欠かせないのです。

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