反復によって創造性の土壌はできるのだろうか?

反復自体には創造性はないけれど、反復によって創造性の土壌ができるんだと思います。(村上春樹)

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ブログを始めた時に、立派なことを書こうとすると
すぐに、疲れて、長続きしません。
あるいは、一回も記事を公開できずに、ブームが終わってしまうのです。
これは、とてももったいないことです。
最初のうちは、誰も読んでくれませんから
カッコをつけずに、自分のやりたいことをシンプルに書いていきましょう。
気を張りすぎると続かないですから、気軽に気軽に書いていくのです。

下手でもよいので、三週間も書き続けていれば、ブログを習慣化できます。
そして、村上春樹氏のいうように、創造性の土壌ができるのです。
インプットしなければ、そもそも継続はできません。
毎日同じ内容では、読者も自分も飽きてしまいます。
インプットを続けつことで、新しいアウトプットが可能になるのです。

ブログを毎日書くためには、自分の強みを見つけて
飽きずにアウトプットするための「型」が必要になります。
書評ブログを書き始めたのも、本についてなら、毎日書けると思ったからです。
自分が人に貢献できることは何だろう?と考えるうちに
本をコンテンツの中心に置こうと思ったのです。
徳本昌大は
■本好き
■イタリア好き
■食べることが大好き
■音楽好き などと自分の強みをまずはピックアップしてみました。

私は、ブログをスタートした時に3つのルールを決めました。
■毎日、ブログを更新すること
■自分らしい内容にすること
■自分の将来に繋がること の3つを基軸に考えたのです。

イタリアの話も食べる記事も毎日更新するほどのネタはないし
自分のビジネスやブランディングには、あまり役立たないと思い、除外しました。
私は子供の時から、読書を習慣化していました。
8年前に断酒し、自分一人の時間を持てるようになってから
ますます、読書にはまっていきました。
書籍であれば、毎日更新できるし、人にも貢献でき、自分を成長させられると考え
自分のブログのメインテーマの一つを書評にしたのです。

また、1冊目の書籍を書いている途中に
書くことに目覚めた私は、本を出版し続けたいと思ったのです。
(この時に自分の将来の夢を出版し続けることにしました!)
書き続けていれば、出版のチャンスがあると考え
このブログを実名でスタートしたのです。
当初は、ソーシャルメディアやiPhoneの記事も書いていましたが
だんだんと興味がビジネス書の書評に移っていき
今のメインコンテンツは、書評になっています。

書評を書くことで、多くの編集者と著者に会えるようになりました。
人脈を変えることで、私は多くの貴重なアドバイスをもらえるようになったのです。
本を書いている人には、面白いノウハウや体験があります。
それを著者の方から直に聞けるのは、とてもラッキーなことなのです。
今、仲良くしている著者や編集者の方との出会えたのも
このブログで書評を書いたおかげです。
そして、2冊目以降の書籍を書けたのも、ブログでのアウトプットを続けたからなのです。

編集者の方から、献本をいただくことで、自分が読まないジャンルの本を読めます。
自分では絶対に見つけられない本を読むことで
脳が刺激され、過去の知識と体験と結びつき
面白いアイデアが浮かんでくることが多々あります。

ブログを書いていることで、多彩な人に出会えるようになり
そこからも、ブログのヒントをもらえるようにもなりました。
日々、面白い方と出会えるようになり、私の人生は以前に比べて
はるかに楽しいものになっています。
書き続けること(反復すること)で、私は創造性の土壌を耕せるようになったのです。
人脈というご縁が、このブログのおかげでどんどん広がり
私にチャンスを運んで来てくれるのです。

反復することに価値があるのか?と思われる方がいると思いますが
ブログを書き続けることで、リアルの出会いだけでは
手に入らない人脈を手にいれられます。
私が毎日ブログを更新している理由が、実はここにあるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   

photo credit: Repeating patterns via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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