facebookもインパクトがあったが、書籍「フェイスブックインパクト」には知的インパクトがあった。

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昨年の夏以来日本でもFacebookの利用者が急増しています。
チュニジア、エジプトの革命
そして3月11日の東日本大震災以降
日本でもソーシャルメディアが話題になることも多く
Facebook関連の書籍が数多く出版されています。

今日、ご紹介の
フェイスブックインパクト つながりが変える企業戦略」は
数多いFacebook本の中でも、知的好奇心をくすぐる良書で、
マーケティング関係者には特におすすめです。
(出版社も宣伝会議)
twitterでも発売前から話題になっっていたので
アマゾンで予約していましたが
品切れの関係で発売日には届かず
ようやく昨日自宅にデリバリーされたので
一気に読みふけりました。

感想ですが、これは買う価値ありの一冊です。
300Pを超える力作ですが
ソーシャルメディア界で活躍する豪華執筆陣が
それぞれの持ち味で、Facebookの本質、
日米最新事例そして今後のマーケティング戦略まで
語り尽くしてくれています。
これで1600円は超お得です。
一度読んだだけでも、相当知的好奇心を刺激されました。
今後、ソーシャルメディアをマーケティング戦略を中心におくことが
日本でも当たり前になると思われますが
クライアントの戦略、戦術を考える際に使える一冊、
いつも、デスクの横に置いておきたい一冊になると思われます。

私ソーシャルおじさんも
最近、クライアントの方々にも
ソーシャルリスニングの重要性をお話しする機会が多いのですが
第3章で熊村剛輔氏が
「話す」「聴く」「見る」とソーシャルメディアの役割を
明確に整理してくれています。
ここを読むだけでも、この本を買う価値があると思います。
また、つながるのは「人」だけではなく
「メディア」もだという指摘は
コミュニケーション設計する際に
肝に命じておきたいキーセンテンスです。

第6章の高広伯彦氏が語る一言一言も
コミュニケーションの現実をしっかり見つめ
アクションを起こすための勇気を私に与えてくれた。
今後、マーケティング、特に広告関係者の今後を担う方々には
この第6章はぜひ読んでいただきたいです。

最後に広告関係者の心構えを問う高広氏の一文を紹介いたします。
『フェイスブックは。行動ターゲティングに続く新しい広告配信技術「ソーシャルアド」の最右翼にいる。
「ソーシャルアド」とは、ユーザーの人間関係(ソーシャルグラフ)、
興味関心つながり(インタレストグラフ)などの基づいた広告が配信されるという仕組みだ。
また、単に「広告」として枠内に配信されるだけでなく、
その広告自体が友人・知人に対して「共有」される仕組みになっていく。
この新しい広告の仕組みは、人間関係をベースにするからこそ
「普及していないと機能しない」広告なのであって。
フェイスブックの普及いかんによっては、
日本の広告ビジネスが欧米での「標準」から遅れるどころか全く外れてしまうことになる。
そうなるとまた日本独自のビジネス慣習に浸食され、
ますますガラパゴス化が進むことになる、
だから「フェイスブックは普及するのか?」という議論は
広告関係者やマーケターがしてはいけない、
そうではなく「フェイスブックを普及させなければいけない」のだ。
そして、日本の広告業界/マーケターはフェイスブック上で始まる新しい広告ビジネス、
そこで生まれるテクノロジーに注目すべきだと思う。』

これからの広告関係者はフェイスブックを
使わないなどという選択肢はないし
テクノロジー(苦手な人も多いと思うが)も
避けては通れないと思います。
現実を見つめ、考え、アクションを起こす!
広告関係者の今後の必須スキルだと思います。
(できている人が本当に少ない。私も反省します。)

高広伯彦氏  池田紀行氏  熊村剛輔氏  原 裕氏  松本泰輔氏の共著

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