一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?(小川晋平・俣野成敏著)の書評

以前、電子書籍の1時間の違いですべてが捗る 朝活のススメ
ご一緒した小川晋平氏が、めでたく紙の書籍でデビューを果たしました。
昨日、ランチをご一緒し、新刊の一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?
早速、献本をいただきましたが、習慣化のアドバイスが満載の良書で、おすすめです。

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そのデビュー作がヒット作連発の俣野成敏氏との共著というのも
素晴らしく、小川さんの運の良さを感じます。
運を引き寄せるのも実力のうちですから
彼の頑張る姿勢を見習いたいと思います。

小川さんといえば、私の中では本好きという印象ですが
本書の中でも読書の記述があり、彼らしいなと嬉しくなりました。
(小川さんは有名なエビカツという読書会の主宰者で、私も時々参加しています。)
いつもエビカツで良書をプレゼンする姿が印象的な小川氏ですが
読んでいる本を絶えず質問されます。
本を持っていれば、覗き込む彼の好奇心に、私はいつも圧倒されるのです。

その彼が本の選び方を解説していますので、本書から引用します。

読書の楽しみのひとつは本選びにあると思いますが、本屋ほど情報が飛び込んでくる場所はありません。本屋は一見、ずっと同じ本を置いているように見えて、ものすごい勢いで新陳代謝を繰り返しています。定点観測していれば、世の中のトレンドが分かり、さらに自分の関心領域にはなかった本との予期せぬ出会いが生まれるのも本屋ならではの魅力です。週に1回、通勤途中にある本屋に5分だけ立ち寄るのでもいいですし、待ち合わせをするときに本屋を使うようにするだけでもいいと思います。自分にとって意外だと思えるコーナーに相手がいることも多いので、どんな作者が好きなのか、どういうところが好きなのかを聞くだけでも待ち合わせの相手を知ることになりますし、自分が普段選ばないような本を知るきっかけにもなります。(小川晋平)

本屋の定点観測は私も習慣化していますが
本の表紙やタイトルを見ているだけで、世の中のトレンドがわかります。
本屋で待ち合わせというのも、本好きには共感できるのではないでしょうか?
お互いの好きな本を本屋ですすめあうのは、知的好奇心をくすぐります。

良書を読むには悪書を読まぬことを条件とする。人生は短く、時と力とは限られているから。(ショウペンハウエル)

また、小川氏は自分の人生を広げるために、努力を惜しまぬことだと書いています。
一流の人に読んでいる本を質問することで、自分の人生の可能性が広がるのです。
狭いカテゴリーだけでなく、メンターが読んでいる新たなジャンルの良書と対話することで
思考や行動を変えるキッカケになるのです。

今の自分の基準では絶対に選ばない本について教えられるはずです。それは自分が大きく進化するチャンスになります。「進歩」と「進化」は違います。進歩とは蓄積であり、進化とは蓄積の上に突然現れる飛躍です。進歩は成長曲線が予測できますが、進化はいつ起きるか分かりません。自分が興味のある本だけを読み続けることは「進歩」です。そこに「進化」を期待するのであれば、一流の人から本をすすめられるような強烈な外部刺激に積極的に身をさらすことが重要です。(小川晋平)

小川氏の「進化とは蓄積の上に突然現れる飛躍です。」という言葉が刺さりました。
この一言に出会えただけでも、本書を読んだ意味がありました。
読書を習慣化して、人生を変えていきましょう。
私も多くの優秀な人に良書を質問することで、進化を続けたいと思います。

よい本を読まない人間は、本を読めない人間と同じだ。(マーク・トゥエイン)

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
  

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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