なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか(裴英洙著)

習慣化

巷の本屋では一流の人関連の書籍がブームです。
一流になりたい人がそれだけ多いということなのでしょうし
売れるということで、出版社が続々参入中です。
柳の下のドジョウ商法は、出版業界では当たり前なので
このトレンドが、どこまで続くかを、私は楽しみにしています。
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さて、そんな中で、Kindleで購入したのが
医者でもあり、コンサルタントとしても活躍する裴英洙氏の
なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのかです。
ビジネスのわかるドクターならば、私の疲れを取ってくれるのでは!と思い
今回、一流ではなく「疲れ」に惹かれて、本書を買ってみたのです。

あなたも、同じように 「疲れない体を手に入れたい」と思っているのではないでしょうか。もし、そんなあなたが 「疲労」を訴えて病院に行ったら 、担当の医師は、たっぷりの睡眠を取り、栄養の考えられた食事をし、しばらくゆっくりして仕事をセーブしたらいかがですか、と言うでしょう。確かに 、そうできれば 「疲れない体」を手に入れることは、もしかしたら可能かもしれません。しかし、ビジネスパーソンにとって、毎日たっぷりの睡眠時間を確保することも、専属栄養士が考えたような完璧な食事を三食摂ることも、ストレスのまったくない仕事をすることも不可能です。

多くの医者は、疲れをとるためのアドバイスをしてくれますが
働いている側から見れば、ほぼ不可能に近いと思います。
完璧な食事と十分な睡眠、ストレスのない仕事をするなんていうのは
今の日本人のビジネスマンには、とうてい出来ない相談なのです。

では、私たちはどうすればよいでしょうか?
裴英洙氏は、まずは、人は疲れるものだと認めて、その対策を考えるべきだと言います。

「人は疲れる 」のです。大切なのは、そのことを認めること。実はこの事実を認めているか認めていないかの違いで大きくそのライフスタイルは異なります。私は医師の仕事を通じて、多くのビジネスパ ーソンが疲れている自分の体にムチを打ち、働き続ける姿を見てきました 。結果、だんだんと体の底に無理が溜まり、最終的には病気になってビジネス戦線を離脱する人がどれほど多いことか … … 。

しかし、できる人ほど無理をしがちです。
疲労対策を考えずに、全力で働き、気づいた時には体をダメにしてしまうのです。
仕事が楽しい人ほど疲労に気付かず、過労死しやすいと言います。
私も仕事が楽しくて、疲れを感じなかったために
30代と40代の時に、2度ほど痛い目にあいました。
その結果、断酒を決め、最近ではファスティングにチャレンジしています。

裴英洙氏は疲れをとるためには、仕事と休息をセットにすべきだと本書で書いています。
この計画的疲労のすすめで、私たちは自分をコントロールできるようになります。

意識的に休息の時間を仕事のスケジュールと一緒に組み立ててしまいましょう。いっそのこと、休息も仕事の一部と考えてしまうのはどうでしょうか。仕事休息で1セットとしてしまうのです。100メートル走ったら、50メートルクールダウンするイメージです。疲れからの V字回復には用意周到な準備が必要なのです。場当たり的な回復方法では長期戦には勝てません。これこそ〝戦略的〟な疲労回復法、つまり計画的疲労のすすめです。

最初に休息の予定を組み込まないと、スケジュールがどんどんうまってしまいます。
自分のスケジュールを、事前にコントロールする
仕事と休息をワンセットで考えるようにするのです。
1日と1週間の両方のスケジュールを考えるときに
この考え方を習慣にするのです。
本書の中で、一番共感したポイントは、ストレスに関しての記述です。
ストレスに強くなると、疲れはたまらなくなります。
そのためには、「先送りする」ことをやめるのが、一番なのです。

ストレスに弱い人は、が実はいつも「先送りする」という悪い習慣癖になっている傾向があります。嫌な仕事、面倒なことほど「今すぐ」に行うことがストレスを少しでも小さくさせる工夫なのです。ストレスを避けているのではなく、思い切ってこちらから体当たりする発想が必要です。「今すぐ」という習慣は、自分の心の安定をつかむだけでなく、上司や同僚など、外部からの評価も高くなります。「彼はすぐやるタイプだ」「彼女はすごい行動力だ」という具合に評価が上がっていきます。ストレスの原因となっているものに対してそれらが小さいうちにやっつけるのです。先延ばしはストレスを大きくはしても小さくすることはあり得ません。ストレスとの上手な付き合い方は「今すぐ」という行動習慣なのです。

計画的に休息し、ストレスをためこまなければ、疲れは相当減らせるはずです。
周りの一流と呼ばれる人々を観察して導き出した方法論が
本書には書かれているので、よいメッソドが多く、参考になります。
疲れで悩んでいる人は、一回読んでみてもよいでしょう!

今日もお読みいただき、ありがとうございました!
   

photo credit: Woman sleeping via photopin (license)

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